プレーオフが月曜日に持越し 松山は25位タイで終戦
2013年 CIMBクラシック
期間:10/24〜10/27 場所:クアラルンプールG&CC(マレーシア)
ウッドランド、ミケルソンのレッスンで急浮上
わずか数ヶ月前、ゲーリー・ウッドランドはPGAツアーのシード権を失う危機に瀕していた。だが今、この29歳はここ4年間での3勝目へ向け、首位と1打差につけている。
ウッドランドは2013-14年シーズンを、新しいキャディ(ベテランのトニー・ナバロ)と共に迎えた。さらに、フェデックスカップ・プレーオフシリーズの好成績と、ブッチ・ハーモンとの継続的なスイング調整で得た自信にも支えられている。
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ウッドランドは8月の「リノ・タホオープン」を制したことでシード獲得のプレッシャーがなくなり、「ザ・バークレイズ」では勝利まであと一歩というところまで近づいた。72ホール目のバーディパットを決めていれば、最終的に優勝したアダム・スコットとのプレーオフに持ち込めたのだ。
皮肉なことに、ウッドランドのバッグを担ぐようになったのは、スコットの以前のキャディだ。スコット、そして同じオーストラリア人のグレッグ・ノーマンのキャディを務め、ツアーでも有名なキャディの1人であるナバロが、今週の「CIMBクラシック」でウッドランドのパートナーとなっている。この日5アンダー「67」をマークしたウッドランドは、最終日へ向けてライアン・ムーア、クリス・ストラウドをわずか1打差で追っている。
ウッドランドは常にショットメーカーであり続けている。彼はツアーでも屈指の飛ばし屋の1人だ。だが、苦しんだ2012年シーズンは、パッティングが彼の足を引っ張った。その年のパット貢献率は178位と低迷した。
今週、フィル・ミケルソンに受けたパットのレッスンが浮上のきっかけだ。
「ずっと良いプレーはしていたんだ」とウッドランド。「長い間、ゴルフの調子はよかった。ただパットが決まらなかったんだけど、今週フィルからちょっとした“コツ”を教わって、それがとてもうまくいってるんだ。本当に興奮するよ」
ウッドランドは、ビッグウィーク(上位フィニッシュする週)を作ることがとても大事だと言った。1月の「ヒュンダイトーナメント・オブ・チャンピオンズ」前までにいくらかフェデックスカップポイントを稼いでおきたかったのだ。そして今週は、アジアで初めて開催されるフェデックスカップ対象試合だ。
「それが、僕がここに来た理由だよ。(新シーズンに)良いスタートを切りたかったんだ」とウッドランド。「ここに来て、もちろん良いプレーをして、オフシーズンをちょっぴり気持ち良く過ごしたい。もし好スタートを切ることができたら、それができるからね」。