Helen Ross, PGATOUR.COM Chief of Correspondents

当時のことがファナティックスはただただ楽しく、彼らはミュアフィールドビレッジでも再び同じことをやりたかったのだ。彼等から連絡を受けたノーマンは、彼の後継者であるニック・プライスに、彼等と一緒に楽しむことを提案した。プライスとPGATOURが彼等にチケットを手配したのである。

「グレッグはニックにバトンを渡してくれたことは、最高に幸せな気分だよ」とブラック氏。「地元の人々が我々を受け入れてくれていることが本当に嬉しい。とてもフレンドリーな冷やかしが沢山あるよ」。

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そして、ファナティックスは勝負そのものにも強い。土曜日のフォアボールマッチでジェイソン・デイ、そして“グラハムのギャグスタ”という独自のサポーター集団を持つグラハム・デリューが、スティーブ・ストリッカー＆ジョーダン・スピース組を2＆1で下した後、彼等は中年のアメリカ人とエールを交換し合っていた。

「我々のチームには、世界が詰まっているんだ」と彼等は歌い、アメリカ人の観客からも拍手を浴びていた。

土曜日は午前7時半にミュアフィールドビレッジに現れ、最後まで居続けたファナティックスが、歌を歌っていないとき、あるいは応援をしていないときは、周囲の人々との写真撮影に応じていた。ある一人の女性がこっそりと近付いて彼等の写真を撮ろうとしたとき、“パパラッチ”の気配を感じたメンバーの一人はすぐさま振り向き、彼女に腕を回してカメラに向かい笑みを浮かべた。

「少しばかり目が見えなくなってしまうかもね」ブラック氏は笑いながら話した。「それくらいカメラのフラッシュをたくさん浴びていたから」。

そして、同じくらい大量の飲料が消費された。

「その質問を受けたのは今日2度目だよ」驚いた素振りを見せながら、ブラック氏は話した。「こう考えよう。我々が少しばかり有名人になったので、彼等はそれに乗っかろうとしたんだ」。

「両手をつかっても数え切れないくらいさ」とダルディグ氏は加えた。

それでも地元のレクサスディーラーは彼等に“ザ・ボギー”というダブリンパブのテントを提供し、それは彼等が今週過ごす二つ目の家となった。「皆が喜んで我々の飲み物を買ってくれるんだ」。「我々はとても綺麗なレッドルーフインに泊まっているんだ」とブラック氏。「1部屋に7人泊まっているんだけどね」彼の仲間はそう付け加えた後、笑いながら「今のはジョークね」と続けた。

唯一の残念なことはというと、世界選抜が負けていることだ。しかし何が起ころうとも、ファナティックスは日曜日、そしてもし必要あらば月曜日も会場に駆け付け応援し続ける予定だ。

とにかく、黄色いシャツにグリーンとゴールドのアーガイルソックスを履いた集団を探してみて欲しい。「できれば、ソックスを洗いたいね」とダルディグ氏。本当に、その通りだ。