プレーオフへの切符を掴むのは?/ウィンダム選手権3日目
2013年 ウィンダム選手権
期間:08/15〜08/18 場所:セッジフィールドCC(ノースカロライナ州)
デイリーラップアップ/ウィンダム選手権3日目
ウィンダム選手権3日目の土曜日、イーブンパーの「70」で回ったジョン・ハーは、パトリック・リードと並んで首位に立った。
2日目を終わって首位だったリードは、この日「71」とスコアをひとつ落とし、昨年のルーキー・オブ・ザ・イヤーを獲得したハーと共に、通算10アンダーの「200」から最終日に挑む。
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この日のベストスコア「66」を記録したザック・ジョンソンは、ボブ・エステスや今年のジョンディアクラシックの覇者ジョーダン・スピースと共に、トップと1打差につけた。エステスはこの日「68」、スピースは「70」のラウンドだった。
難しいピンポジションに加え、セッジフィールドに降り続いた雨の影響もあって、この日のスコアは全体的に低調だった。朝から天候の回復を待った選手たちは、2時間59分遅れで3日目の競技をスタートさせた。大会オフィシャルは、悪天候が予想される最終日のティタイムを雨の影響の最も少ない時間に変更すると共に、1番ホールと10番ホールからスタートする序盤組のペアをスリーサムに変更する旨を発表した。
朝方から降り止まない雨の影響を受け、ドナルド・ロスがデザインしたせっかくの舞台は水びたしとなってしまった。
悪天候の中で行われた3日目。選手たちはショットする度にボールをリフトして、きれいに拭うことを許された。裏を返すと、今日のコンディションはそれほど悪かったのだ。
大会3日目を終わった通算スコアとしては、この大会が当コースに戻ってきた2008年以降、最も悪いスコアとなった。54ホールを終えた時点での通算スコアは、これまでは最低でも14アンダーはあった。
初日の木曜には78人、昨日の金曜も63人が、「70」以下のアンダーパーで回ったが、この日はわずか13人が記録したに留まった。
ハーは首位に1打差の好位置で3日目をスタートしたが、2番(パー4)でトリプルボギーを叩き、あっという間にリーダーズボードから名前が消えた。
しかしこの日、大きく崩れたのは、この2番ホールだけだった。直後の3番から10ホール連続でパーセーブに成功すると、そこから4ホールで3バーディを決めた。特に13番と15番のアプローチは、ピンからわずか数インチに寄せた。
PGAツアー1年目、23歳のリードは、2日目を終えて1打差の首位に立っていた。ラウンド中盤でボギーをいくつか叩き、スピースに2打差のリードを奪われた時は、これまでかと思われた。
しかしそこからリードは立ち直った。
彼は14番で20フィートのバーディパットをねじ込むと、15番からは2ホール連続で素晴らしいアプローチを見せた。いずれも5フィートのバーディパットを難なく沈め、通算11アンダーまでスコアを戻した。
17番のバーディパットがほんのわずかカップをオーバーし、惜しくも4ホール連続のバーディは逃した彼は、最終18番のパーパットはラインを外してしまい、通算10アンダーとスコアをひとつ落としてこの日のラウンドを終えた。
この日の悪天候は多くの選手を苦しめたが、ジョンソンは悪条件での影響をほとんど受けなかった。最終ホールまでボギーなしの5アンダーでまとめた。
5アンダーでこの日をスタートした2007年のマスターズ王者は、首位のリードからは6打も差をつけられてのスタートだったが、他の選手がスコアメイクに苦しむ中、リーダーズボードを着実に上がっていった。バック9の14番でこの日5つ目のバーディを決めると、この時点でトップに立った。
14番のアプローチは、ピンからおよそ15フィート以上も残してしまったが、見事なパットで10アンダーとした。その後、最終18番ホールで3パットのボギーを叩いてしまい、スコアをひとつ落とした。
予選を通過したはずのチャールズ・ハウエル III は、2日目のラウンド中、非公認のドライバーを使用したことで失格のペナルティを受けた。
本来はドライバーに付いているはずのウェイトポートカバーが、練習場で外れてしまったにも関わらず、彼は金曜日のラウンドでそのドライバーを使用してしまった。本来ならば使用を慎むべきであった。
金曜日のラウンドを「68」で回り、首位のリードから5打差につけていたハウエルだったが、失格となったため、今大会では賞金もフェデックスカップポイントも付与されない。