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「全英オープン」の舞台、隠れた秘宝ロイヤル・リバプールとは?

今年の「全英オープン」の舞台、ホイレイクことロイヤル・リバプール・ゴルフクラブを知る選手はあまり多く存在しない。そんなコースでどんな戦いが見られるのか、選手もファンも楽しみにしているが、ホイレイクは隠れた秘宝といえるコースとなっている。

タイガー・ウッズ
「ホイレイクには行ったこともないし、写真もみたことありません。知っているのは、リバプールにあるということだけです(笑)」

ティム・ヘロン
「73年位前に全英オープンが開催された、それしか知りませんね」

来週にせまった第135回全英オープンでミステリーのひとつがこの開催コース。ホイレイクで「全英オープン」が最後に開催されたのは39年前。そのときのチャンピオンは、ロベルト・デ・ビセンゾ。アルゼンチン出身のデ・ビセンゾは、史上最強のゴルファー、ジャック・二クラスを抑えて優勝した。そして、1924年にはウォルター・ヘイゲンが、そして30年にはボビー・ジョーンズがホイレイクで優勝を果たした。

最近ホイレイクで開催された大きな大会は、2000年の「全英アマチュア」。そのときはフィンランドのミコ・イロネンが、並み居るヨーロッパの強豪を押さえて勝利を収めた。またパーマーカップが開催されたときは、グレート・ブリテン・アンド・アイルランドチームが、アメリカに1ポイント差で逃げ切った。そのときのアメリカチームのメンバーは、コースについて次のように語っている。

ジョン・アングラー
「強風が吹いたら、ロングヒッターは不利になるでしょうね。風がおだやかなら、まっすぐ遠くへ飛ばした選手が勝つでしょう」

ジョナサン・バード
「素晴らしいコースです。私は特に一番ホールで打った快心のティショットを覚えています」

現在、7,258ヤードとなったコースは、2000年の「全英アマチュア」のときより122ヤード、67年にデ・ビセンゾが「全英オープン」を制したときより263ヤードも伸びている。歴史を誇るリンクスコースで変わったのは距離だけではない。今年の「全英オープン」の最終ホールは、通常16番としてプレーされている560ヤードのパー5。そして17番と18番ホールは、1番と2番ホールとなっている。これらの変更は、もともとコースを知らない選手にとってのさらなる不安材料となるはずだ。

ルーカス・グローバー
「ドッグレッグが多かったのを覚えています。大胆に狙うか、刻んでグリーンまで距離のあるショットを残すか。強気でせめてミスしたら、大たたきは覚悟です」

マイク・ウィア
「3、4年前私がプレーした時、ラフはそれほど伸びてなくてここを難しいコースにするのは簡単だなと思いました。グリーンはコブが多く、アンジュレーションに富んでいてすばらしいリンクスコースです」

スチュアート・アップルビー
「昔プレーしたことありますが、よく覚えてないんです。トリッキーなコースだと感じた記憶はないですね。私はセントアンドリュースほどだまされやすいコースはないと思っています。ホイレイクはもっとシンプルでプレーしやすくて、かつ難しいコースだと思います」

ホイレイクは再び全英オープンのホストとなるまで、もっとも間が開いたコースとなった。67年から今年までの39年間で、ジャック・二クラスは、メジャー18勝のうち最後の11勝をマークしたほか、ニック・ファルドはキャリアの全部が当てはまり、トム・ワトソンは、全英オープン5勝すべてをその間に達成。ちなみに、セントアンドリュースでは、他の開催コースよりも7回多く「全英オープン」が開催されている。

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