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「コロニアル」真の勝者はスポンサー!?

アニカ・ソレンスタムは見守る全ての人に感動を与え、ヒロインとなった。また3日目にあわや50台に挑み、その勢いでケニー・ペリーは優勝を手に入れた。しかし今回の大会には3人目の勝者がいる。コロニアルの冠スポンサー、バンク・オブ・アメリカは望む以上の宣伝効果を得られたはず。

キャシー・ベサント(バンク・オブ・アメリカ首席マーケティング担当)
「弊社にとって素晴らしい一週間となった。最大の宣伝効果と、ゴルフというスポーツそのものもかなりの脚光を浴びた。アニカ出場のおかげで、今回のトーナメントは新聞のスポーツ面から1面トップに昇格できた。今回の影響力の素晴らしさは今後の大会スポンサーのあり方を再検討する材料になるだろう。スポンサーとして、大会を盛り上げていく新しい試みが次々と出てくることだと思う」

グレン・シーリー(アトランタ・ジャーナル紙記者)
「アニカ以外にこれだけの効果をもたらせられるのは朴セリカリー・ウェブといったところだろう。大会側はスポンサーに700~800万ドルといった金額を要求しているわけだから、スポンサーには大会を盛り上げ宣伝効果を最大限に活かす権利がある。プレーヤーたちはそのことを忘れがちだ。彼らが戦う場を与えられているのはスポンサーのおかげだということを忘れないでほしい。スポンサーにはスポンサー枠を自由に使う権利があるのだから」

ロコ・メディエイト
「誰を連れてくるかによると思う。今回は世界ナンバー1の女子プレーヤーだったから、大成功だった。でもこの動きがどこまで発展するのか、先は見えない」

ダフィー・ウォルドルフ
「スポンサーには権限がある。テレビ中継の時間から、プロアマ枠とか、スポンサー招待枠などは全て冠スポンサーが買った権利だ。彼らの自由に使ってもいいはず」

ブランデル・シャンブリー
「スポンサーが大会を卑小化するようなことがあれば、権限を逸脱していると言えるだろうけれど、今回はそんなことはしていない。スポンサー枠として入れる選手は少なくとも競技上で戦える実力を持つべきだと思う。スポンサー招待枠は出場選手層を厚くする役割のものであって、卑小化するものであってはならない」

アニカはすでに、2度と米男子ツアーには出場しないとしているが、マーケティングを担当する方々はかなりの切れ者揃い。今後のスポンサー招待枠がどのように活用されていくかに期待が高まる。

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