ベルサウスクラシックに出場するマスターズ参戦組みの意気込み
B.クレイン「初優勝」記者会見
オレゴン出身の27歳。ベンジャミン・マコリー・クレイン(ベン・クレイン)は昨年の「初優勝者ラッシュ」と打って変わって、今年初めての「ツアー初優勝者」となった。
ベン・クレイン
「爆発的なスコアを出せばチャンスはあると思っていたが、まさか本当に優勝できるなんて。まだ信じられない」
1打の差でギリギリの予選通過を果したクレインだったが、3日目にマークしたキャリア最高スコアの64がゴルフ人生でもっとも素晴らしい結果へのチャンスをつくった。
ベン・クレイン
「ドキドキしてたから最終日誰と回るのか1番ティに行くまで見ないようにしていた。そしたらオーリン・ブラウンとスチュアート・シンクだった。すごく嬉しかった。2人とも最高のプレーヤーで一緒にいて楽しい人たちだから、おかげですごくリラックスできた」
バックナインに入る時点で首位のボブ・ツエーに4打差もあったクレイン。優勝の文字は終盤まで頭に浮かばなかったという。
ベン・クレイン
「リーダーボードは見ないようにしていた。14番でグリーンエッジからバーディを決めたときにギャラリーから、『良くやった!首位がボギーになったからこれで1打差だぞ』って言われた。せっかくリーダーボードみないようにしてたのに」
175センチ、74キロのクレインは決して飛ばし屋ではないが、最終日の18番で見せたドライバーには誰もが度肝を抜かれた。打ち下ろしのティショットでみごと357ヤード。フェアウェイを横切るカート道に跳ねて、坂の1番下まで転がるスーパーショットだった。
ベン・クレイン
「あまりにも下まで転がったからキャディと話してて、『グリーンを狙おう』と決めた。すごくドキドキしてて震えが止まらなかった」
みごと2オンしたクレインはその後、長いイーグルパットを決めてコースレコードに並ぶ63をマーク。決勝ラウンドの通算127は今季の米ツアー最高スコアとなった。