ルーク・ドナルド バイオグラフィー/英国で育ち米国へ渡った“ハーフ・スコティッシュ”
ライダーカップ/欧州チームのモンティ、ドナルド選出に異議なし!
先週の「BMWインターナショナルオープン」終了時でライダーカップの欧州チーム入りがランキングを元に確定した10名。それに加え、キャプテンのベルンハルト・ランガーが推薦でコリン・モンゴメリーとルーク・ドナルドを選出した。ドナルドは今回の選抜チームにおけるルーキー5人のうちの1人。一方のモンゴメリーは過去の輝かしいライダーカップ戦歴で見事キャプテンに「頼り」にされた。
ランガーが日曜日に推薦指名を発表する前から、モンゴメリーが選ばれるというムードはチーム入り確定していた選手達の間では高まっていた。
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パドレグ・ハリントン
「モンティなしでのライダーカップなんて考えられないだろう?素晴らしい選手なんだから」
セルヒオ・ガルシア
「ライダーカップでの戦歴を見ても、またチームへの貢献度をとっても彼抜きでは考えられない」
ダーレン・クラーク
「彼の経験値の高さは重要だ」
ポール・マギンリー
「コースの上だけでなく、コースの外でモンティがチームを引っ張っていく力は何事にも変えられない」
ライダーカップ選抜メンバーたちが口々に語るように、ランガーがモンティを選ぶことは明白だったという。すでにルーキーが4名もいる中、そしてアメリカでの開催となれば欲しいのは経験という後ろ盾。またモンティのアメリカファンにいくら野次られてもへこたれない精神もチームには必要だった。
これでモンティは7回目のライダーカップ参戦となる。過去6回の勝率は16勝7敗5分と堂々たるものだ。またすべてのフォーマットでも勝ちが上回っている(28マッチ中:シングルは4勝0敗2分、フォーサムは7勝3敗1分、フォーボールは5勝4敗2分)。
キャプテン推薦は外れが多い!?
1985年大会以来、欧州選抜チームのキャプテン推薦が「正しい決断だったか」どうか分析してみた。1985年大会から1993年まではキャプテン推薦は3名だった。結果トータルでみると34勝41敗6分と、少々キャプテンの思惑通りにはなっていないようだ。
1985年 2勝5敗0分
1987年 6勝5敗0分
1989年 3勝6敗0分
1991年 6勝7敗1分
1993年 5勝6敗0分
1995年 3勝3敗1分
1997年 3勝4敗2分
1999年 3勝2敗1分
2002年 3勝3敗1分
ライダーカップ経験者の評価は?
過去の米国ライダーカップチームでプレーした選手達にモンゴメリー、ドナルドの推薦に関して意見を聞いてみた。
ローレン・ロバーツ(1995年メンバー)
「素晴らしい選択だったと思います。15年以上活躍しているモンティをチームから外せませんからね」
スティーブ・ペイト(1991、1995年メンバー)
「好調なルークを選ぶのは簡単だったと思います。モンテイのライダーカップでの成績を見れば、今不調だとしても彼をメンバーにしなければならないのは明らかです」
ブラッド・ファクソン(1995、1997年メンバー)
「ライダーカップでいい成績を残すのはライダーカップでの経験とコースの知識が深い選手です。現在調子が悪くてもそれはそんなに重要なことではないんです」