ミケルソン「次は全米オープン」
次に「メジャー無冠」のレッテルを貼られるのは誰?
マスターズ
長年、世界でトップランクの実力を持ちながらもメジャー無冠の選手としてのレッテルを貼られつづけてきたフィル・ミケルソン。ついに念願のメジャー初優勝を遂げたことで、この不名誉なレッテルを剥がすことができた。次にこのレッテルを貼られてしまいかねない選手は誰か?不名誉なレッテルではあるが、メジャー優勝の実力があると期待されている証拠でもあるこの「地位」を受け継ぐのは?
候補1人目はスチュアート・アップルビー。32歳、ゴルフにも脂がのり、安定した好プレーで世界ランキングも10位と浮上してきている。しかしメジャーでの成績だけは振るわない。29回のメジャー参戦において、13回も予選落ちしてしまっている。
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候補2人目はダレン・クラーク。ワークアウトでかなりスリムな肉体に生まれ変わったクラーク。すでに世界ゴルフ選手権で2勝を誇る実力を世界に見せ付けているだけに期待も大きい。メジャーでも6度のトップ10入りを記録。しかしクラークがメジャーの優勝にあと一歩及ばないのは、4日間のどこかで必ず崩れてしまい、好プレーが4ラウンド続かない点。
候補者3人目はケニー・ペリー。昨シーズンはメモリアル、そしてコロニアルといった選手層の厚い大会で優勝を決め一流選手の仲間入り。しかし第68回「全米プロ選手権」を除けば、メジャーではほとんど上位に入れていない。
候補者4人目はパドレグ・ハリントン。メジャーでは11度のトップ20入りを果たすなど、安定した好プレーに定評がある。また準メジャーの「プレーヤーズ選手権」では2年連続2位を獲得。あとは「時」を待つだけかもしれない。
そして候補者5人目、セルヒオ・ガルシア。メジャーでは大躍進か総崩れといったバランスの悪さがあるが、まだ24歳のガルシア、4大メジャーすべてで優勝争いに身を置いた経験があるだけに、いつガルシアの「時」が来ても不思議ではない才能の持ち主だ。