日本人アマチュア選手初のマスターズ出場権獲得
2011年 マスターズ
期間:04/07〜04/10 場所:オーガスタナショナルGC(ジョージア州)
【GDO EYE】日本人初の「マスターズ」ローアマ誕生!
今年の「マスターズ」には、6人のアマチュアが出場。出場資格には、昨年度の全米アマや全英アマ、全米ミッドアマ、全米パブリックアマなど、アマチュア界のメジャータイトルを手にした世界トップクラスの精鋭たちが集結した。
その中に名を連ねたのが、昨年の「アジアアマチュア選手権」を制した松山英樹。アマチュア勢が大健闘を見せた初日、イーブンパーの31位タイに、松山をはじめ、昨年の全米アマ王者、ピーター・ユーライン、その決勝戦でユーラインに敗れているデビッド・チャンの3人が食い込んだ。翌日の地元紙はアマチュア勢の活躍に大きな紙面を割き、その中には松山の画像も並んでいた。
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だが、2日目を終えて松山を除くアマチュアたちが総崩れ。最終的に、松山1人が43位タイで予選突破を果たす結果となった。松山はホールアウト時、予選突破が危ぶまれる状況にあり、半ば諦めモード。報道陣との対応でも予選通過は仮定の話でしかなく、ローアマチュアの話題も「考えていません」とあっさりしたものだった。
だが、図らずもただ1人の予選突破を果たし、この時点で松山のローアマチュアが確定。最終日、優勝者らが出席する表彰式で、シルバーカップを手にする栄誉に授かることになった。当然ながら、日本人初の「マスターズ」ローアマチュアの誕生だ。過去にはセルヒオ・ガルシア、トレバー・イメルマンら、そして昨年は、イタリアの新星マッテオ・マナッセロが受賞したことも記憶に新しい。このビッグタイトルが、将来の松山にどのような運命を切り開き、未来へと導くのか。最終日、一世一代の表彰の舞台に立つ松山の姿を見るのが楽しみだ。(編集部:塚田達也)