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米ツアー目指す岩井ツインズ 国内メジャー初Vへの“シンクロ”と“非シンクロ”

◇国内女子メジャー◇JLPGAツアーチャンピオンシップ リコーカップ 事前(20日)◇宮崎CC(宮崎)◇6497yd(パー72)

2024年の国内女子ツアー最終戦を迎えても、岩井明愛千怜のツインズはシーズン締めくくりムードとは無縁だ。山下美夢有原英莉花らとともに12月5日から米ツアー最終予選会(Qシリーズ/アラバマ州マグノリアグローブGC)を控えている。

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昨年大会が初出場だった明愛は「去年はここで全部出し尽くす気持ちでしたけど、ことしは予選会もある。予選会が終われば、すぐに(米ツアーで)試合が始まる。気を抜く暇がないって感じですね。休みたい気持ちもありますけど、自分の夢に向かって一生懸命、頑張るしかない」と自らを鼓舞。3年連続となる千怜も「(最終戦でも)終わりじゃないっていうのは、確かにありますね」とうなずいた。

ともに3勝を挙げ、メルセデスランキングは明愛が3位で千怜が5位。明愛は山下、竹田麗央とともにシーズン平均ストローク60台を達成する可能性があっても、「スタッツとか全然気にしなくて…。世界ランキングはたまにチェックするんですけど」と笑う。

今季国内ツアーでは予選落ちが1試合しかなかった千怜も「優勝しても悔いが残る試合なんて、全然あります。だから練習して…の繰り返し。それが積み重なって、(少しずつ)成長はできたのかな」と謙虚に話す。国内トップクラスの現状に甘んじることなく、上を見ている。

多くのことを成し遂げてきた中で、そろって届いていない国内メジャーのタイトル。明愛は米挑戦前の“置き土産”として獲りたい気持ちを問われ、「ありますね」と即答して意欲を隠さなかった。「メジャーを勝つと複数年シードももらえる。それも結果としてついてくれば」。千怜が複数年シードの特典より「そっちの方が大きいかも」と言ったのは、まだ手にしていない国内メジャータイトルという“名誉”。モチベーションはそれぞれでも、頂点を目指す思いはシンクロしている。(宮崎市/亀山泰宏)

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2024年 JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ



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