ルーク・ドナルド バイオグラフィー/英国で育ち米国へ渡った“ハーフ・スコティッシュ”
M.ウィら、PGAツアーの最新情報を徹底分析!
ゴルフチャンネルの情報通、ブライアン・ヒューイットとホノルルにいる中継チームのメンバー、マーク・ロルフィングが、PGAツアーの最新情報をお届けします。
記者
「2007年のPGAツアーでは、40代のチャンピオンと20代のチャンピオン、どちらが多く誕生するでしょうか?」
マーク・ロルフィング(中継チームメンバー)
「40代でしょうね。それは40代のビジェイ・シンがすでに優勝したからではなくて、ビジェイとデービス・ラブ3世の2人合わせて6勝、あるいは8勝くらい挙げるような気がするからです。」
ブライアン・ヒューイット
「マーク、今年はフェデックス・カップがかかっていますから、持久力の勝負ですよ。アダム・スコット、セルヒオ・ガルシア、トレバー・イメルマン、ルーク・ドナルド、それにPGAツアーのノンメンバーであるポール・ケーシーも加えたら40代の選手はかなわないでしょう。」
記者
「ミッシェル・ウィは、手首の故障をおしてまでも“ソニー・オープン”に出場すべきなのでしょうか?」
ブライアン・ヒューイット
「やはり医師から言われたように、休むべきだと思いますね。これから先のことを考えても、今大事をとるべきでしょう。ミッシェルが予選通過を果たしたとしたら、さらに2ラウンド周ることになります。そうなれば痛みを感じるヒマがないほど、一生懸命プレーするはずですが、一生あとを引くような故障になるのだけは、避けてほしいですね。」
マーク・ロルフィング
「私は出るべきだと思います。昨日“プロジュニア・スキルズチャレンジ”でミッシェルが左のラフに埋まったボールを3回ほど打つのを見たのですが、手首の影響は見られませんでした。それにミッシェルはこの秋スタンフォード大学に進みますから、授業を優先し来年の“ソニー・オープン”は欠場となるかもしれないので今年出た方がいいと思います。」
記者
「ババ・ワトソン、ネイサン・グリーン、カミロ・ビジェガスは、いずれも2006年のソニー・オープンで注目されましたが、2007年のルーキーで飛び出しそうなのは、誰だと思いますか?」
マーク・ロルフィング
「ここから近いプナホの高校出身のパーカー・マクラクリンです。パーカーは、出場選手のなかで誰よりも多くこのコースでラウンドしており、1000回はくだらないはずです。ワイアラエを知り尽くしているパーカーは、もともと優れた選手ですし、今年はPGAツアープロとして、よりリラックスして望んでいますからね。」
ブライアン・ヒューイット
「ハワイ在住のマークがハワイの選手を選ぶのは当然でしょうけど、多くのエキスパートが21歳アンソニー・キムに注目しています。最も興味深いのは、カナダ出身47歳のルーキー、ジム・ラトリッジでしょう。そして、2007年のルーキーの中で、すでにビッグスターの位置を確立しているのが、ヘンリク・ステンソンです。ステンソンが2007年のルーキー・オブ・ザ・イヤーと予想しない人は、考え直す必要があるでしょうね。」
記者
「ジョン・デイリーは今週スポンサー推薦で出場していますが、2007年PGAツアーのシード権を取り戻すことができるでしょうか?」
ブライアン・ヒューイット
「デイリーはさまざまな故障がひびいていますが、すでに40歳。しかし、シード権を取り戻すというのは、1週間で実現できることです。デイリーは、それが可能な選手。大きな大会でも勝てる選手ですから、1週間だけ波に乗ったプレーをして優勝、そしてツアーカード奪回というのは充分考えられることです。」
マーク・ロルフィング
「私もブライアンと同じ意見です。人気の高いジョン・デイリーは、スポンサー推薦を受けるのも簡単です。少なくとも1週間は本領を発揮するでしょう。」