◎USPGAツアー賞金ランキング

シーズン5戦目の会場は、アリゾナ州スコッツデールで行われた「FBRオープン」。地元アリゾナ州立大学に通ったフィル・ミケルソンには、大会前は一番人気の期待がかかっていた。しかし、予選ラウンド2日間で9個のボギーを叩いてしまったミケルソンは通算1アンダーで予選落ち。一方3日目を終えてトップに立ったのは、ミケルソンの後輩で今年がツアールーキーとなるジェフ・クイニー。2打差のトップで迎えた最終日も、前半はスコアを4つ伸ばし初優勝目前だったが、後半で痛恨の3ボギー。鮮やかな逆転劇でツアー2勝目を挙げたのは、オーストラリア出身で地元スコッツデール在住のアーロン・バデリー。優勝賞金108万ドル（1億3000万円）を獲得し、賞金ランクは80位から3位にジャンプアップしている。前週に続いて好位置で最終日を迎えた今田竜二は、最終日も5バーディを含む「69」で14位。賞金ランクは32位、FEDEXカップランクは31位としている。

◎ワールドランキング

「FBRオープン」で逆転優勝を成し遂げたアーロン・バデリーは、世界ランキングポイント54点を獲得。前週までの90位から44位と順位を大きく上げ、月末にある「WGC アクセンチュアマッチプレー選手権」の出場を確定させている（来週のランキング上位64名が参加となる）。中東アラブ首長国連邦ドバイで行われた「ドバイデザートクラシック」は、タイガー・ウッズとアーニー・エルスが優勝争いに加わり盛り上がりを見せた。優勝したのは、スウェーデン出身、ドバイ在住のヘンリック・ステンソン。こちらの優勝ポイントは50点と「FBRオープン」より少なかったが、ステンソンは14位から自己ベストとなる10位への浮上に成功している。欧州ツアーメンバーとしてツアーデビュー戦となった手嶋多一は25位で競技を終了している。また、マスターズ招待状が届いた谷原秀人も参戦していたが、こちらは振るわず通算3オーバーの105位で予選落ちに終わっている。

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ワールドランキングトップ10

選手名／先週の試合結果／世界ランキング（前週比）
タイガー・ウッズ／ドバイデザートクラシック 3位／1位（変動なし）
ジム・フューリック／オープンウィーク／2位（変動なし）
アダム・スコット／オープンウィーク／3位（変動なし）
アーニー・エルス／ドバイデザートクラシック2位／4位（変動なし）
レティーフ・グーセン／オープンウィーク／5位（1ランクアップ）
フィル・ミケルソン／FBRオープン 予選落ち／6位（1ランクダウン）
ビジェイ・シン／FBRオープン 7位／7位（変動なし）
ルーク・ドナルド／オープンウィーク／8位（変動なし）
パドレイグ・ハリントン／オープンウィーク／9位（変動なし）
ヘンリック・ステンソン／ドバイデザートクラシック 優勝／10位（4ランクアップ）

主な日本人選手は以下の通り

選手名／先週の試合結果／世界ランキング（前週比）
片山晋呉／オープンウィーク／24位／（1ランクアップ）
谷口徹／オープンウィーク／80位（1ランクダウン）
手嶋多一／ドバイデザートクラシック25位／92位（4ランクダウン）
谷原秀人／ドバイデザートクラシック 予選落ち／100位（3ランクダウン）
星野英正／オープンウィーク／106位（6ランクダウン）
平塚哲二／オープンウィーク／127位（3ランクダウン）
深堀圭一郎／オープンウィーク／134位（変動なし）
丸山茂樹／FBRオープン 予選落ち／136位（5ランクダウン）
今田竜二／FBRオープン 16位／148位（14ランクアップ）
近藤智弘／オープンウィーク／165位（6ランクダウン）
丸山大輔／オープンウィーク／167位（6ランクダウン）
矢野東／オープンウィーク／177位（2ランクダウン）
宮本勝昌／オープンウィーク／185位（2ランクダウン）
横尾要／オープンウィーク／186位（2ランクダウン）
藤田寛之／オープンウィーク／190位（2ランクダウン）
中嶋常幸／オープンウィーク／191位（1ランクダウン）