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同じコースで異なるコースセッティング、選手たちの評価は!?

サザンヒルズCCは、過去7年間で「全米プロゴルフ選手権」が開催された6つ目のコース。前回は「全米オープン」が行われているが、「全米オープン」と「全米プロゴルフ選手権」、両方のホストを務めたコースを見ると、ある傾向が見られる。昨年のメダイナCCでの「全米プロゴルフ選手権」の際はパー72、「全米オープン」ではパー70だったため、優勝スコアに大きな差があるのは当然だが、一昨年のバルタスロールGCを除き、毎回「全米プロゴルフ選手権」の優勝スコアの方が低くなっているのだ。

トム・パニース
「過去5年くらいを見ると、コースセッティングでは(全米プロゴルフ選手権を主催する)PGA・オブ・アメリカの方が優れていると思います。」

クリス・ディマルコ
「PGA・オブ・アメリカは優勝スコアに関係なくフェアなテストを提供しようとするのに対し、(全米オープンを主催する)USGAはパーを守ろうと必死です。時には冗談かと思うようなセッティングもあります。」

トム・パニース
「USGAはメジャーならイーブンパーかオーバーパーで優勝するのが当然と思っているようですが、それは違うと思います。そのためにティを増やしたり、深いラフにしてピンを狙えなくしたりするのは、見る人を混乱させるだけです。その点PGAは理に叶っていると思います。」

スティーブ・ストリッカー
「“全米オープン”はラフを徐々に深くする設定にしていますが、USGAとPGA・オブ・アメリカのコースセッティングは段々似てきたと思います。」

チャールズ・ハウエルIII
「私はPGA・オブ・アメリカのセッティングの方が好きですね。PGAは通常優れたコースばかり選んでいますから、手を加える部分がわずかだからかもしれません。いずれにせよ、いいプレーをすればバーディを奪えるコースであるのが嬉しいですね。」

トレバー・イメルマン
「“全米オープン”はコースを限界ぎりぎりにセッティングしていますが、時には限界を超えてしまうことがありますよね。」

アーロン・オーバーホルザー
「PGA・オブ・アメリカは、ラフに入れたらそれなりの罰は覚悟、それでもそこから何とかグリーンの近くまで運び、パーを拾えるようなセッティングにしています。それは選手のリカバリーの能力を問うものですが、USGAのラフだと、リカバリーできる力なんて証明できず、プロもハンデ10のゴルファーと同じように、ラフから出すのが精一杯になってしまい、そこからピン5メートルに寄せてパーを狙うことになります。」

アダム・スコット
「PGA・オブ・アメリカは、ほぼ毎回素晴らしいコースに仕上げています。難しいコースですが、アンフェアではなく、今までセッティングに関してがっかりさせられたことはありません。」

トレバー・イメルマン
「“全米プロゴルフ選手権”では調子がよければ60台のラウンドは可能です。でも“全米オープン”で60台で回るのは、奇跡に近いですよね。」

選手は正直な感想を述べてくれたが、前回2001年にここサザンヒルズで開かれたメジャー、「全米オープン」を制したのはレティーフ・グーセン、その時は4アンダーで勝っている。2008年の「全米プロゴルフ選手権」は、96年にスティーブ・ジョーンズが「全米オープン」を制した場所、オークランドヒルズが舞台となる。

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