渋野のショッキングな週末/明暗分けた“魔の8番”
2023/08/08 17:00
若手の台頭が目立つ昨今のゴルフツアーですが、国内女子では鈴木愛選手が若手の追撃を振り切って2年ぶりの勝利。「30歳も迫り、体力の衰えを感じる」とは言うものの、まだまだ強くなれる可能性を示した1勝でした。今週も1週間のゴルフニュースをギュッとまとめましたので、最後までお楽しみください!
PICK UP NEWS
渋野日向子は首位通過→ショッキングな週末を経て全英女子へ
首位で決勝ラウンドへ進出した渋野日向子選手でしたが、3日目に痛恨の「77」を叩き、悪い流れを断ち切れないまま迎えた最終日は出だし3連続ボギー…。しかしその後はイーグルなどで巻き返し、16位でフィニッシュしました。「ちょっと上り調子になってきている感覚はある」そうで、 次戦の「全英女子オープン」にも期待がかかります。
鈴木愛が徹した攻めのプレー “逃げ切れない”呪縛を解く
2021年7月以来、2年ぶりとなる勝利を挙げた鈴木愛選手。ここまで首位で迎えた最終日は、5試合続けて逆転負けを喫してきました。そんな呪縛を解くべく攻めのゴルフに転じた鈴木選手が圧巻の強さを発揮。“若手選手たちの壁”として、十分な存在感を放っていました。
明暗分けた“魔の8番” 中島啓太は「作戦勝ち」に胸を張る
最終日、7番ホールを終えた時点でトップの蝉川泰果選手と1打差を追っていた中島啓太選手。続く8番ホールで2人の明暗が分かれました。蝉川選手に予期せぬミスが出て、立場はあっという間に逆転。330ydのパー4で選択したそれぞれの攻め方と結果とは?
2度のバンカー“アゴ”にため息 松山はレギュラーシーズン最終戦で予選落ち
10年連続のプレーオフ最終戦進出へ向けて上位を狙った松山選手でしたが、結果は悔しい予選落ち。現ポイントランクで出られるのは次戦のプレーオフ第1戦までとなります。なんとしてでもそこで上位に食い込み、その先へ駒を進めたいところです。
LAST WEEK NEWS
米国女子:フリードグループ スコットランド女子オープン
国内女子:北海道meijiカップ
国内女子ツアーの単身取材は約4年ぶり。面識のない若い選手が多いこともあり、開幕前日は少し緊張しながらプロアマの写真撮影に臨みました。すると…初対面のはずなのに、何人かの選手は知らないオッサンのカメラに向けて手を振ってくれるではありませんか。そんなちょっとした気遣いも、選手を応援したくなるきっかけにもなるもの。あせりのあまり、何枚かはピントがブレ気味だったことが心残りです。(塚田)
国内男子:横浜ミナト チャンピオンシップ ~Fujiki Centennial~
大学時代からお世話になっている横浜CCでの大会で「地の利を生かしたい」と意気込んでいた河本力選手。自宅から車で30分以内のホームコースで予選落ちしてしまいました。ところが土曜日もショートゲームエリアには目澤秀憲コーチらが見守る中で黙々と練習する姿があり、日体大時代の同級生、石川航選手に「ナイスパー!」と声をかけるシーンも。「これも地の利!」と次の試合に向けて気合を入れました。(桂川)
米国男子:ウィンダム選手権
プロアマが行われた水曜日、松山英樹選手がパー3のホールでおもむろにキャディ用のビブスを被ったかと思ったら、代わりに早藤キャディがクラブを握ってティイングエリアへ。面白そうに見守る松山選手の前で早藤キャディが放ったショットは…「見えませんでした」と言いつつ、たぶん左に乗ったはず。「ナイスオン、センキュー!」と締めてグリーンへ向かっていきました。(谷口)
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フォトギャラリーNOTE
Edited by : 武田涼花
instagram : @i_am_golfholic