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明暗分けた“魔の8番” 中島啓太は「作戦勝ち」に胸を張る

◇国内男子◇横浜ミナト チャンピオンシップ ~Fujiki Centennial~ 最終日(6日)◇横浜CC(神奈川)◇パー71(7231yd)◇雨(観衆2299人)

今季2勝目を飾った中島啓太は前半7番を終えた時点でスコアを2つ伸ばし、通算10アンダーの2位にいた。ひとつ前の組で、11アンダーのトップにいた蝉川泰果には8番が痛い。1Wショットを左サイドのブッシュに突っ込みロストボール。4オン2パットのダブルボギーを叩いて、中盤からは追う展開を余儀なくされた。

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8番は330yd設定のパー4で“リスク&リワード”が明確なホール。1オンが可能な一方で、グリーン両サイドのブッシュに入ると大きなトラブルが待っている。右よりも広い左サイドが“外しどころ”だが、1Wの名手である蝉川にとってはまさかの一打。「そんな大きなミスはしないかなと思ったんですけど、それ以上のミスをした。ちょっと右ミスを怖がりました。もっと自信満々に打てばよかったと思います」

暫定球も左のブッシュに近いエリアに止まり、4打目のアプローチの後、4mのボギーパットを外した。「2球目(暫定球)も良い位置に置くことを考えればよかった」と悔しがる。

通算12アンダー2位の蝉川に次いで、3位に終わった清水大成にとっては8番が最終ラウンドで唯一スコアを後退させたホール。1Wで入れたブッシュから脱出に2打を要し、ボギーにした。「ワンオンを狙った結果なので仕方がないが、刻んだ方が4日間の平均スコアは良かったのかなと思う。あそこをしっかり打てるようになれば、(同ホールで)マイナス4くらい行けたんじゃないかと思う」。持ち前の積極策がこの日は裏目に出た。

2人とは対照的に、最終組の中島はティショットをアイアンで刻んだ。3日目までは1Wでグリーンを狙い、2日目は見事成功して2パットバーディを決めていたが、最終日はフェアウェイからの2打目に108ydを残し、5mのバーディチャンスを決めた。

降雨とコースコンディション不良による3時間以上に及ぶ中断中、クラブハウスで頭を巡らせていたという。「(雨で)バンカーがあまり良い状態にならないだろうと最初に考えた。絶対に良いライから打てない。(3日目までに)2回、左手前のバンカーに入れていた。きょうは左のバンカーからピンまで3ydしかないので絶対にバーディは獲れない」

ティイングエリアでは、前の組の蝉川と鈴木晃祐がともに左のブッシュに入れてトラブルを招いたことは確認できなかったという。結果的にこのホールで首位に立って逃げ切り。「僕はレイアップと最初から決めていた。作戦成功です」と胸を張った。(横浜市保土ケ谷区/桂川洋一)

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