アマ堀琴音、ステップ初参戦で初優勝!/「ABCレディース」最終日
堀琴音が3位発進! 単独首位に新海美優/女子最終プロテスト 初日
LPGA最終プロテストの第1ラウンドが29日(火)に岐阜県のベルフラワーCCで行われ、堀琴音が5バーディ、1ボギー「68」(パー72)でプレーし、首位に2打差の4アンダー3位と好スタートを切った。6アンダー単独首位に立ったのは、堀と同じくプロテスト初挑戦で18歳の新海美優。5アンダー2位に植田希実子、柏原明日架が1アンダー9位に続いた。
今季レギュラーツアーで3試合連続トップ10を記録。女子プロ界に渦巻く“アマチュア旋風”の立役者の1人が、トップ合格に向けて期待通りの滑り出しを見せた。年初から最大の目標にしてきた大一番を前にも、「思ったより緊張せず、普通にプレーできたのが良かった」と強心臓ぶりを発揮。前半アウトに4バーディを奪って貯金を築くと、「ちょっと風が吹いて、縦の距離感が合わなくなった」という後半も1バーディ、1ボギーにまとめ、上位発進を決めた。
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今月初旬にはステップアップツアーの「ABCレディース」を制し、プロテストに向けて絶好のタイミングで弾みもつけた。「自分にとって大きかった。自信になったし、良い流れで(プロテストに)来られた」。狙うは、もちろんトップ合格。「運も必要だし、難しいと思う」と口にしながらも、初日の好ラウンドにより、その座も現実味も帯びてきた。
一方、単独首位に立った新海は、前半インに13番からの5連続を含む6バーディ、ノーボギーの内容。バンカーから直接入れた16番(パー3)を除き、「全部、1から1.5メートル」と、冴え渡るショットで次々とピンに絡めた。「2次(プロテスト第2次予選)はグチャグチャだった」と数ヶ月前まではショットの不調に陥り、4月の2次予選は50位タイで辛くも通過。「1ヶ月前ぐらいからスイングをムービーで撮りながら、ようやく安定してきた」と、急ピッチでショットを立て直し、この日のチャージに繋げた。
また、3回目の挑戦となる木戸愛の妹、木戸侑来は2オーバーの36位。川岸良兼の次女・川岸史果は3オーバー47位に続いた。
競技は31日(木)までの3日間、各日18ホールの計54ホール・ストロークプレーで実施。第2ラウンドを終えた時点の上位80位タイ、もしくは20位から8打差までに入った人数の多い方が最終ラウンドに進出し、上位20位タイまでが合格となる。トップ合格者には、次週「meijiカップ」から年度内のレギュラーツアー出場権が与えられる(日本女子オープン、ミズノクラシック、LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップを除く)。(岐阜県瑞浪市/塚田達也)
<主な成績>
順位/スコア/選手名
1/-6/新海美優
2/-5/植田希実子
3/-4/堀琴音
4T/-2/鬼頭桜、宮崎乙実、山田成美、大城美南海、丸岡優
9T/-1/柏原明日架、権藤可恋 ほか
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24T/+1/平野ジェニファー ほか
36T/+2/木戸侑来 ほか
47T/+3/川岸史果 ほか
96T/+7/森美穂 ほか