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賞金王より「金谷さん」 中島啓太と金谷拓実の関係

◇国内男子◇カシオワールドオープン 最終日(26日)◇Kochi黒潮CC(高知)◇7335yd(パー72)◇晴れ(観衆2820人)

「賞金王って、あんまり意識はしていない。それならスタッツで1位を取るほうが、うれしいかな」。中島啓太がそう話したのは、7月の海外メジャー「全英オープン」前のこと。当時、賞金ランキングは金谷拓実を抜いて1位に立っていた。

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金谷に約4033万円差をつけて「カシオワールドオープン」を迎えた時も、心持ちは大きく変わっていなかった。賞金王への意欲を言葉にしながら、その向こうに見ていたのは金谷の存在。「賞金王というより、金谷さんとの戦いに勝つ」。ただ、2歳上の先輩とのデッドヒートに夢中だった。

今週、金谷よりも上位につければ賞金王が決まる。「金谷さんと争っていなかったら、最後まで粘れていなかった」と、賞金王を決定づけた最終日18番(パー5)のイーグルも、金谷の追い上げが無ければ出なかったかもしれない。手ごわい先輩の存在は、これまでも力を引き出してくれた。

金谷を追いかけるキャリアは、アマチュア時代にさかのぼる。マッチプレー形式で行われた2015年「日本アマ」では、決勝で高校2年の金谷と当たって惜敗。大会史上最年少優勝を見届けた6年後の21年に、自分が日本アマのタイトルを獲得した。

日本アマと同年に制した「アジアアマ」は、歴代覇者に金谷の名前がある。一緒に出場した18年大会、3日目を終えてともに3位につけたが、2打届かず金谷の優勝を見届けた。

プロとして迎えた今季は、最終日最終組の同組を3試合で経験。何度も上位で競い合った。「金谷さんは、スポーツマンシップやアスリートの心を持たれている。どっちが勝っても負けても、気持ちがいい」と接戦を楽しみながら、賞金王レースは今週を迎えた時点で、ほぼ金谷との一騎打ちになっていた。

相手に対するリスペクトは、金谷にとっても同じこと。金谷は「中島選手とはゴルフで会話ができる。会話とかは、必要なかった」と中島との優勝争いは特別だった。「毎週毎週、勝負するのが本当に好きだった。それが終わってしまったのは、すごく寂しい」。大会を7位で終え、逆転での賞金王は叶わなかったが、最後は「本当に、1年間強かった」と中島を称えた。

金谷との賞金王争いを「しあわせだった」と中島は振り返る。賞金王レースに区切りはついたが、次戦はシーズン最終戦「日本シリーズJTカップ」(東京・東京よみうりCC)。賞金ランキング順で初日の組み合わせが決まるため、金谷と同組になるのは間違いない。

「来週、金谷さんと回れるので楽しみ。できれば4日間一緒に回って、優勝争いがしたい」。ビックタイトルよりも何よりも、金谷の存在が一番のモチベーションだ。(高知県芸西村/谷口愛純)

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