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2012年 ファーマーズ・インシュランスオープン
期間:01/26〜01/29 トーレパインズGC(サウス、ノースコース)(カリフォルニア州)

見劣りした? トーレパインズのフィールド

カリフォルニア州のトーレパインズGCで行われた米国男子ツアー第4戦「ファーマーズ・インシュランスオープン」はブラント・スネデカーがプレーオフの末、逆転優勝。ツアー2年目のカイル・スタンリーを破り半世紀に及ぶ歴史あるトーナメントを制した。

今週行われた2つの大会を前に、欧米のゴルフ界では、「アピアランス・フィー」、いわゆる名物選手を招致するための“出場給”の話題がひとつのトピックスとなった。発端、というか話が大きくなったのはタイガー・ウッズが過去6度の優勝(2008年の全米オープンは除く)をマークしている、このトーレパインズでの大会を欠場し、優勝争いを繰り広げた「アブダビHSBC選手権」の出場を発表した昨年末からだった。

確かに今週の欧州ツアーはタイガーやロリー・マキロイ(北アイルランド)、ルーク・ドナルド(イングランド)の今季初戦とあって、見所は満載。前週発表の世界ランクでは1位から4位の選手、ドナルド、リー・ウェストウッド(イングランド)、マキロイ、マーティン・カイマー(ドイツ)は、欧州でプレー。米国でファーマーズ・インシュランスオープンを戦った前週ランキングトップの選手は9位のダスティン・ジョンソンで、トップ10の選手はそのジョンソンだけ。対するアブダビには6人もいた。

タイガーが今週、このアピアランス・フィーで手にした額は、およそ150万ドル~250万ドルとまでいわれている。つまり、試合に出場するだけで1億円以上を得るという推察だ。ちなみに、ロバート・ロックが手にした優勝賞金は34万7024ユーロ(約3500万円)。もちろん、このお金を手にしているのはタイガーにとどまらず、ESPNなどの報道によれば、大会側は500万ドルあまりの額を用意していたとのことだ。

タイガーは「世界中の選手たちが間違いなくアピアランス・フィーを手にしている。それが無いのはアメリカだけ」とコメント。一方、今週米国でプレーした面々も選手としての立場を主張した。昨年の「韓国オープン」に招待選手として出場し、プロ初優勝をマークしたリッキー・ファウラーは「僕たちがゴルフをする理由の多くは、やっぱりお金のためでもある。だから反対はしない。特にアジアのようにフィールドが決して強くないトーナメント(ツアー)の活性化になるはずだ」。

今大会は予選で姿を消してしまったフィル・ミケルソンも「ここでは600万ドルの賞金で戦っているけれど、あっちでは270万ドル。3分の1とか、半分くらいの賞金のために(米国を主戦場としている選手が)6000マイルも離れた会場でプレーするんだから」。そして、ゴルフがグローバル化していることに注目すべきと付け加えた。

プロスポーツは「成績」というアウトプットに対して報酬が得られるべきという考え方と、ゴルフのグローバル化という大義名分を持った市場戦略。良いか、悪いかはさておき、世界中をまたにかけたスター選手の綱引きはこれからも続きそうだ。(カリフォルニア州サンディエゴ/桂川洋一)

桂川洋一(かつらがわよういち) プロフィール

1980年生まれ。生まれは岐阜。育ちは兵庫、東京、千葉。2011年にスポーツ新聞社を経てGDO入社。ふくらはぎが太いのは自慢でもなんでもないコンプレックス。出張の毎日ながら旅行用の歯磨き粉を最後まで使った試しがない。ツイッター: @yktrgw

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