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ファーマーズ・インシュランスオープン
期間:01/26~01/29  場所: トーレパインズGC(サウス、ノースコース)(カリフォルニア州)

好きなアーティストは「少女時代」? J.ハーはツアー2戦目で逆転優勝のチャンス

無名に近いツアールーキー、J.ハーがサプ 無名に近いツアールーキー、J.ハーがサプライズを起こせるか (Donald Miralle/Getty Images)

カリフォルニア州のトーレパインズGCで行われている米国男子ツアー第4戦「ファーマーズ・インシュランスオープン」は3日目を終えてカイル・スタンリーが通算18アンダーで単独首位。2位に5打差をつけ、ツアー初勝利へ大きく前進した。

半世紀あまりの歴史を持つこの大会だが、1991年のジェイ・ドン・ブレイク以来、同大会でツアー初優勝をマークした選手はいない。また、54年にアマチュア優勝を果たしたジーン・リトラーを除けば、ツアールーキーがこのトーナメントを制したこともない。過去の例で言えば、それだけ「経験」が必要とされる一戦でもある。

しかし、スタンリーのみならず、6打差ながら4位タイに残っているツアールーキー、ベ・サンムン(韓国)も、それらの記録を作る可能性を持つ。そして、5打差2位タイのジョン・ハーという聞きなれない選手もその一人だ。

21歳のハーは、韓国系米国人。ニューヨークで生まれたが、幼少期に韓国に移り住み、12歳のときに再び米国へ。約3年間をシカゴで暮らし、現在はロサンゼルスに住んでいる。高校時代の実績は無いと言って良く、2008年に早々にプロ転向。韓国で腕を磨き、2010年「新韓東海オープン」でチェ・キョンジュを2打差、ノ・スンヨルを3打差で破って初優勝を飾った。同年の新人王にも輝いている。

そして昨年末、今季の出場権をかけた米ツアーQTで24位に食い込み、ツアーカードを取得した。驚きなのが、これまで米国男子の下部ツアーであるネイションワイドツアーの出場経験も無く、2週前の「ソニーオープンinハワイ」がアメリカでのツアーデビュー戦。わずか2試合目の今大会は「トーレパインズでのプレーは初めて。テレビで見ていた全米オープン(2008年)が行われたここでのプレーを、とても楽しみにしていました」と無邪気に話しながら、初日ノースコースで3つのイーグルをマークして「64」をたたき出すなど、その秘められた力に注目が集まっている。

NBAのレイカーズ、MLBのドジャースのファンとロサンゼルスをこよなく愛し、PGAツアーのプロフィールによれば、お気に入りのアーティストは少女時代だとか。

自身を「コリアン・アメリカン」と表現するハー。小さいころの憧れはアーニー・エルスタイガー・ウッズだったが、現在はチェ・キョンジュY.E.ヤンを尊敬してやまない。ノ・スンヨル、そしてベ・サンムンといった、早くから将来を嘱望される韓国人ツアールーキーが順調なデビューを飾る中、ジュニア時代は“無名”だった逸材が、一気にブレークするかもしれない。(カリフォルニア州サンディエゴ/桂川洋一)

桂川洋一(かつらがわよういち)
1980年生まれ。生まれは岐阜。育ちは兵庫、東京、千葉。2011年にスポーツ新聞社を経てGDO入社。ふくらはぎが太いのは自慢でもなんでもないコンプレックス。出張の毎日ながら旅行用の歯磨き粉を最後まで使った試しがない。ツイッター: @yktrgw

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