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岡本綾子に弟子入り志願 若林の決意

プロテスト合格翌年の08年に、早々にツアー初勝利を達成。その後も安定して上位フィニッシュを続け、09、10年と賞金ランク30位前半をキープしていた若林舞衣子。ツアー2勝目も間近と目されていた若林だが、11年は10回の予選落ちを重ねるなど不振に陥り、賞金ランキングは53位に終わった。

規定ではシード権が付与されるのは上位50位まで。本来ならばシード落ちの苦渋を嘗めるところだったが、永久シードの不動裕理(同9位)、引退を表明した古閑美保(同47位)と米山みどり(同51位)が除外されるため、繰り上がりで辛くもシード圏内に滑り込んだ。

自身の中ではシード落ちを覚悟していたようで、「入れてラッキーでした」と当時を振り返る。その薄氷のシード入りはしかし、若林に喜び以上に大きな危機感を募らせた。「とにかく、今年は変える年にしたい」。その想いを、早速行動に移した。昨年11月の「大王製紙エリエールレディス」終了直後、プロ入りしてから特定のコーチに就いていなかった若林は、その限界を感じて岡本綾子に弟子入りを志願。普段から仲の良い服部真夕森田理香子の師匠でもある岡本からは時々「良いアドバイスをもらっていた」というが、「オフに(スイングを)しっかり直したいと思った」と決断。その熱意も認められ、正式に岡本の“門下生”となった。

オフの指導により、悩みの種だった「軸がぶれて左に突っ込んでしまう」というショットの悪癖は徐々に解消。1本の軸で体を回転するスイングへの移行に取り組み、今では「まだ曲がることもあるけど、飛距離が10ヤードは伸びました」と、その効果を口にする。「(岡本さんは)優しいし、説得力があるので安心できる」と、関係が始まってから間もない師弟は早くも太い絆で繋がれているようだ。

13日(金)に開幕を迎えた「西陣レディスクラシック」初日。全体的にスコアが伸び悩む難コンディションの中で、首位に1打差の2アンダー2位タイと好スタートを切った若林。一時期の悩みから抜け出しつつある足がかりを与えてくれた師匠に、早くも恩返しを果たすことができるか。(熊本県菊池郡/塚田達也)

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塚田達也(つかだたつや) プロフィール

1977年生まれ。工事現場の監督から紆余曲折を経て現在に至る。35歳を過ぎてダイエットが欠かせなくなった変化を自覚しつつ、出張が重なると誘惑に負ける日々を繰り返している小さいおっさんです。

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