救済を受ける?受けない? 松山英樹が下した判断
2016年 WGCデルマッチプレー
期間:03/23〜03/27 場所:オースティンカントリークラブ(テキサス州)
マキロイ 勝ち抜けを懸けてケビン・ナと直接対決へ
ディフェンディングチャンピオンのロリー・マキロイがグループ3の第2戦でスマイリー・カウフマンを退け、金曜に「WGCデルマッチプレー」の決勝トーナメント進出を懸けてケビン・ナとの直接対決に臨むこととなった。
世界3位のマキロイはこの日、カウフマンを3&1で退けて2戦2勝としたが、どちらの勝利も決して楽なものではなく、今週これまでで最もタフな相手であるナと3日目に対戦することになる。
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米国のナはデンマークのトービヨン・オルセンを3&2を下し、こちらも勝率10割をキープしてオルセンをグループリーグ敗退に追いやった。
マキロイは2番でバーディを奪って1アップとしたが、バンカーに捕まった3番を落とすと、ティショットを引っ掛けた4番も落として追う展開となった。その後、マキロイは5番、6番とバーディを連取して展開をひっくり返すも、カウフマンが10番を取って勝負を振り出しに戻した。
11番ではマキロイがティショットを池に入れてコンシードせざるを得ず、カウフマンに一歩リードを許すも、13番、14番とマキロイが連取して再びリードを奪い返した。
マキロイは15番でバーディを奪って2アップとし、カウフマンが17番のティショットを大きく曲げてハザードに打ち込んだところで勝負ありとなった。
「あすはケビンとの対戦で、勝つか、さもなくば家路につくか、ということになるので、少しばかりインテンシティが高まるだろうね」とマキロイ。
「概ね良いプレーができたと思う。きのうは何とか切り抜けることができ、それが何より重要なことだったのだけど、きょうはもう一段階プレーの質が上がったので良かったね」。
「週が進むにつれ、これを継続して行ければいいね」。
グループ11のブランデン・グレースはデビッド・リングマースを4&3で下し、自力での決勝トーナメント進出の可能性を残した。
2連続バーディでスタートした南アフリカのグレースは、そのまま振り返ることなく突っ走り、11番と12番を連取してスウェーデンのリングマースをグループリーグ敗退へと追いやった。
「ノーボギーだったのが、自分にとって鍵になったと思う」とグレース。「それが良かったね。特にこのコースではね」。
第2戦の勝利により、グレースは決勝トーナメント進出を懸け、金曜にラッセル・ノックスとの直接対決に臨むこととなった。なお、スコットランドのノックスは第2戦で出だし2ホールを落としながらもクリス・カークを撃破している。
「WGC HSBCチャンピオンズ」王者のノックスは、9番でオールスクエアとすると、続く2ホールを連取して2&1の勝利へと繋げた。
「タフなマッチになるね」とグレースとの対戦について語ったノックス。「今日より良いプレーをしなくてはならないだろうね」。
グループ14では、マーカス・フレイザーとシェーン・ローリーが引き分けたことにより、両者共に決勝トーナメント進出の望みが絶たれた。
ローリーは3アップで前半を終えるも、フレイザーが17番でバーディを奪った時点ではフレイザーの1アップとなり、18番をアイルランド出身のローリーが取ったことで勝負は引き分けに終わった。
マルティン・カイマーは8&6でザック・ジョンソンに敗れたため、彼が決勝トーナメントへ進むには、あす、自身が勝利した上で、ジョンソンがローリーに敗れる必要がある。
グループ6では木曜の第2戦で敗れたトーマス・ピータースとクリス・ウッドのグループリーグ敗退が決まっている。
ベルギーのピータースは4&2で米国のビル・ハースに、ウッドは3&2で「WGCキャデラック選手権」王者のアダム・スコットにそれぞれ敗れた。