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キスナーが首位に浮上

世界ゴルフ選手権「HSBCチャンピオンズ」は、背中の負傷を克服したケビン・キスナーが2打差の首位に立って大会を折り返す展開となった。

米国出身のキスナーはブランデン・グレースから1打差の2位で2日目を迎えた。金曜を「66」でラウンドし、通算14アンダーとしてスコットランドのラッセル・ノックスに2打差をつけて首位に立った。

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シェシャンインターナショナルGCでの2日目は、キスナーとノックスが首位を分け合う展開が続いたが、欧州ツアー6度目の出場で早くも初優勝を狙うキスナーが16番と18番でバーディを奪って先頭に立った。

31歳のキスナーは「64」でラウンドした初日に、背中の負傷に悩まされていたことを明かしたが、金曜もその負傷がラウンドを阻害することはなかったようで、みごとに6バーディ、ノーボギーで回った。

「悪化するような負傷ではないんだ」と第2ラウンドを終えたキスナーは述べた。「ただ痛みとどう向き合うかというだけのことで、日々良くなってきているので、週末は完璧な状態になればいいね」。

キスナーは2番、6番、7番とバーディを積み重ね、8番でバーディを奪った。グレースが11番でボギーを叩いたため、入れ替わりで首位に立つと、その後の7ホールは連続パーとした。

その間、10番からスタートし、前半を「33」とした27歳のノックスが後半に入り、2、3、4、8番とバーディを奪い、「65」でこの日のラウンドを終え、通算12アンダーとして首位に並んだ。

しかし、サウスカロライナ出身のキスナーは終盤にスコアを伸ばして単独首位に抜け出すことに成功。2015年シーズンは米PGAツアーでプレーオフに敗れて3度2位を経験したキスナーは、この日のラウンドに喜びを見せた。

「予想以上の出来だね」とキスナー。「特に期待してこの大会に臨んだわけではないけれど、これまでのところはうまくいっているね」

「パットがよく決まっているから、グリーンを捉えることができなくても、楽しくラウンドし続けられるね」

「今日はいくつか長いパーパットを入れてノーボギーを継続することができた。遅かれ早かれ何かしらのトラブルに見舞われることは分かっているけれどね。このままパーパットを決め続け、アクセル踏みっ放しで行けたらいいね」

「今週勝つには多くのバーディが必要になるだろうし、そういうゴルフをするのが僕のゲームプランなんだ。僕はこれまでやって来たことを続けるだけだし、その上で日曜のバックナインをどう迎えられるか様子をみるよ」

2日目は出だしから4ホール連続パーとしたグレースは、5番で2日連続となるバーディを奪うと、パー5の8番では3打目をピンそば1.5メートルにつけてこの日2つ目のバーディを奪った。

グレースは10番もバーディとしたが、続く11番でボギーを叩いてキスナーに先行を許した。その後、グレースは14番でみごとなパーセーブを披露するも、15番ではこの日2つ目のボギーを叩いて単独3位に後退した。

とは言え、現在「レース・トゥ・ドバイ」で首位に立つマキロイに1,110,197ポイント差をつけられて今週を迎えた南アフリカ出身のグレースは、世界3位のマキロイが2日目を4バーディ、4ボギーの「72」でラウンドしたため、北アイルランド出身のライバルに6打差をつけて週末に臨むこととなった。

世界2位のジョーダン・スピースも2日目を「72」でラウンドし、通算4アンダーでマキロイと並んでいる。11番から3連続ボギーを叩いてつまずいたスピースだったが、なんとか最終ホールをバーディで締めくくってマキロイに追いついた。

通算9アンダーの4位タイにはリー・ハオトンとパトリック・リードがつけているが、この2人は対照的にラウンドを終えた。

地元期待のリーは「34」で後半へ折り返すと、2番と5番でバーディを奪って二桁アンダーに乗せたが、最終9番で残念なボギーを叩いて一歩後退した。

リードも5番と6番でバーディを奪う快調なスタートを切り、途中8番と15番ではボギーを叩い
た。しかし、上がり3ホールで2つのバーディを奪って通算9アンダーで2日目を終えた。

14番から3連続バーディを奪ったベルント・ウィスベルガーはこの日を「66」でラウンドし、通算8アンダーとして、ダスティン・ジョンソンハンター・メイハンの米国コンビと並ぶ6位で週末を迎える。

イーブンパーで前半を終えたメイハンは10番、11番と連続バーディを奪い、16番ではイーグルを奪ってこの日のスコアを「68」とした。一方、ジョンソンは3連続バーディでラウンドを締め括り、2日目をなんとかアンダーパーの「71」で収めた。

上がり5ホールで4つスコアを伸ばす力強いフィニッシュを飾ったマシュー・フィッツパトリックは通算7アンダーにつけた。同じく2日目を「69」としたルイ・ウーストハイゼンも通算7アンダーとしているが、こちらは池につかまった18番をダブルボギーとしてラウンドを締めくくっている。

首位から7打差の通算7アンダーのグループにはこれまた2日目を「69」でラウンドしたスコット・ヘンド、2日目を「68」としたアン・ビョンフンがいる。

通算6アンダーのグループにはハリス・イングリッシュロス・フィッシャーセルヒオ・ガルシアトミー・フリートウッド、トービヨーン・オルセン、トーマス・ピータースがつけている。

「レース・トゥ・ドバイ」でマキロイに次ぐ2位につているダニー・ウィレットは、バックナインで叩いた2つのダブルボギーが響き、2日目を2オーバーの「74」でラウンドして通算5アンダーに後退した。

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