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2014年 全米プロゴルフ選手権
期間:08/07〜08/10 バルハラGC(ケンタッキー州)

マキロイ 圧巻のハットトリックを成し遂げる

「全米プロゴルフ選手権」最終日、クライマックスが天候に左右されるというスリリングな展開になる中、ロリー・マキロイが優勝を飾り、4週間でメジャー2勝目を勝ち取るとともに、3連勝を達成してみせた。

既に夕やみが広がり、18番のグリーンにクラブハウスの灯りが爛々と輝く中、マキロイはバルハラでの最終ラウンドを「68」でホールアウト。通算16アンダーで、2位のフィル・ミケルソンに1打差をつけての勝利を手にした。

バックナインに入り、一時はミケルソンと首位タイで並んで、三つどもえの優勝争いを繰り広げたリッキー・ファウラーヘンリック・ステンソンは終盤にスコアを落とし、ともにマキロイから2打差の通算14アンダーで大会を終えた。

篠突く雨がコースを水浸しにし、2時間の中断を強いられた最終日は、全ての選手がプレーを終えられるのかどうか時間との戦いになった。18番ではミケルソンとファウラーが(セカンドショットを打つ前に)最終組にティショットを打たせる場面もあった。

そのティショットを、マキロイはあわやウォーターハザードかというコース右側の水辺のラフに打ち込んだが、その後は危なげなくパーで締めくくった。25歳のマキロイは、2008年にパドレイグ・ハリントンが達成して以来となるメジャー2連勝を飾った。「全英オープン」と「全米プロゴルフ選手権」を挟む形で、先週の「ブリヂストンインビテーショナル」も制し、世界ゴルフ選手権の初優勝も挙げている。

「ワナメーカートロフィー」の獲得は今回で2度目。北アイルランド出身のマキロイは、タイガー・ウッズジャック・ニクラスに続く史上3番目の若さでメジャー4勝を果たしたことになる。メジャー通算勝利数では、故セベ・バレステロスまであと1勝、サー・ニック・ファルドまであと2勝に迫った。

「信じられないほどすばらしい」とマキロイ。「こんな夏が送れるなんて夢にも思わなかった。人生で最高のゴルフをプレーしたよ」。

「今日は辛抱した末の勝利だった。これまでのメジャーの勝利とはちょっと違う。今日は任務遂行へ向け、闘志を見せられたと思う」。

「(18番で)ティオフさせてくれたフィルとリッキーには感謝している。彼らが配慮してくれなかったら、ラウンドし終えるのは難しかっただろう。あれは彼らの偉大なスポーツマンシップと、一流の品格を示している」。

プレーを終えずに中断することを考慮しなかったかと問われたマキロイは「それはなかった。僕は早くトロフィーをもらって、さっさと帰りたかったんだよ。(暗くて)距離感がつかめない中でのバンカーショットはとてもタフだったから、ただ外へ出して、確実に2パットでいこうと決めたんだ」と答えた。

今大会はマキロイにとって、2011年の「マスターズ」、オーガスタ・ナショナルで初めてメジャーの最終日を首位で迎えながらも、最終ラウンドで「80」の大崩れをして4打差をふいにして辛酸を舐めて以来、54ホール終了時点で首位に立っていた4度目のメジャー大会となった。

くだんの「マスターズ」の2カ月後、マキロイは目覚ましい立ち直りを見せ、コングレッショナルで開催された「全米オープン」を8打差で優勝すると、キアワアイランドで開催された2012年の「全米プロゴルフ選手権」でも8打差の勝利を飾った。

先月のロイヤルリバプールでは、マキロイは最終日を6打差の首位でスタートし、最終的にはセルヒオ・ガルシアリッキー・ファウラーに2打差で勝利。初日から最終日まで、一貫して首位の座を譲らなかった。

今回は1打差の首位で最終日を迎えながらも、出だしの6ホールでスコアを2つ落とし、前半を終えた時点では、2番でボギーをたたきながらその後の5ホールで4バーディを奪ったファウラーに3打差をつけられていた。

マキロイは木曜日には10番でダブルボギーの7打をたたいたが、3日後のこの日は2打目をフェアウェイウッドでピンそば2メートルへ寄せ、見事にイーグルパットを沈めて首位から1打差とし、華々しく再度の優勝争いに名乗りを上げた。

すると、今度はミケルソンが11番でバーディを奪ってファウラーに並び、同組でプレーする両者がお互いの拳を突き合わせて12番ティへと進むと、同じ頃、ステンソンも13番でバーディを奪って優勝争いは三つどもえとなった。

ステンソンは、バーディを奪った13番では、グリーンをとらえた2打目が紙一重のところでクリークに落ちなかったことに対し、ゴルフの神様に祈りを捧げた。しかし、次のホールではあえなく3パットのボギーをたたき、首位から陥落。その後は、終盤にかけて一つもバーディを奪えず、優勝のチャンスは消滅した。

一方、マキロイは11番と12番で絶好のバーディチャンスを決めきれなかった。特に、後者は前の組のミケルソンが9メートルのパットを決め、奇跡的なパーセーブを果たしたのを目の当たりにした直後だった。

しかし、世界ランク1位のマキロイは、続く13番で2.5メートルのバーディパットを三度目の正直で沈め、5ホールを残した段階で首位タイに戻ることに成功した。

その後、初めにプレッシャーに負けたのはファウラー。14番でティショットをミスし、ボギーをたたいた。続いて、ミケルソンが16番をボギーとし、マキロイは3番ホール以来となる単独首位の座を奪還した。

陽が傾き、コースがどんどんと闇に包み込まれていく中、マキロイは17番で勝負を決定づける3メートルのバーディパットを決め、2打差の余裕を持って最終ホールに進んだ。

それでも、18番でミケルソンがグリーン手前からのピッチショットでイーグルは惜しくも取り損ねたものの、バーディを獲ったため、マキロイが勝利するにはパーが必要になった。

ミケルソンは「優勝争いの場に戻り、プレッシャーを感じながらプレーするのは楽しかった。ただ、12ホールでガス欠になってしまったんだ」と振り返った。

「エンジンがフル回転していたわけではないけど、鍵となるパットを決めて良いラウンドを続けられていた。11番でバーディを奪って、あと1つか2つバーディを奪えればいけるぞと思ったのだけど、最後は手痛いボギーを16番でたたいてしまった」。

「この結果は残念だ。最後の5ホールか6ホールを力強く締めくくれていれば、この1年間の鬱憤(うっぷん)が完全に晴れるところだったのだが」。

表彰式では、全米プロゴルフ協会会長のテッド・ビショップ氏がトロフィーの蓋を落としてしまう一幕も。しかし、そこはシナリオが用意されていたとでも言うべきか、マキロイがしっかりとワンハンドキャッチを決め、ビショップ氏を赤面から救っていた。

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