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絶好調のステンソンが待望の勝利

欧州男子ツアーの賞金王争い「レース・トゥ・ドバイ」でトップを走るヘンリック・ステンソン(スウェーデン)が、TPCボストンで開催された「ドイツバンク選手権」で、待望の今季初優勝を果たした。

ここ最近の見事なパフォーマンスを見ていれば、ステンソンが欧州・米国いずれかのツアー大会で近いうちに優勝をつかむことは確実だった。

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最終日の2番でいきなりボギーを叩いたステンソンは、イン、アウト共に2時間の雷雨による中断をものともせず、4番からの3連続を含む6バーディで立て直した。

スティーブ・ストリッカーが苦しんだ17番では、今週初めてバンカーに落としてしまったが、ステンソンは見事なパフォーマンスを見せ、ピンチをしのいだ。

最終日を「66」でホールアウトしたステンソンは、通算22アンダーまでスコアを伸ばし、昨年11月のセレンゲティGCで行われた欧州ツアー「南アフリカオープン選手権」以来の優勝を手にした。

今回の優勝でステンソンは「レース・トゥ・ドバイ」のみならず、「フェデックスカップポイント」争いでも先頭に立った。

ストリッカーは「67」でホールアウトし、通算20アンダーで単独2位。3位のグラハム・デリュー(カナダ)に2打差をつけた。彼らはいずれもラスト2ホールでバーディを奪った。

アメリカの若手スター、ジョーダン・スピースは、それ以上のフィニッシュを決めた。15番から3連続バーディを決めると、仕上げは最終ホールでイーグル。「62」という素晴らしいスコアで、通算17アンダーとしたスピースは、マット・クーチャーケビン・スタドラーセルヒオ・ガルシア(スペイン)らと並んで4位タイに食い込んだ。

昨日までの2打差のリードを、5ボギーの「73」という結果で失ってしまったガルシアにとっては、なんとも残念な最終日となってしまった。

イアン・ポールターは、順調だった今週の締めくくりとなる最終18番でダブルボギーを叩いてしまい、通算15アンダーの9位タイ。「全米オープン」王者のジャスティン・ローズに2打差をつけて終わった。

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