P.ピーターソンが暫定首位 競技は降雨サスペンデッド
2017年 ヨハネスブルグオープン
期間:02/23〜02/26
荒天のヨハネスブルグでピーターソンが首位発進
降雨によりロイヤルヨハネスブルグ&ケンジントンGCが浸水したためサスペンデッドとなった「ヨハネスブルグオープン」初日は、中断前にラウンドを終えたポール・ピーターソンが2打差の首位に立った。
今週は豪雨が続き、火曜のプロアマが中止となるなど、コースコンディションが危ぶまれたが、グラウンドキーパーによる必死の奮闘により、大会はスタートに漕ぎ着けた。
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午前スタートだった米国のピーターソンは、早い時間帯の乾いたコンディションを最大限に活かし、西コースを「62」の9アンダーでラウンドした。その後、天候が崩れ、98人がプレー中だった午後2時35分にプレーはサスペンデッドとなった。
中断後も雨脚は弱まることなく、中断から1時間と経たずにこの日はプレーが再開されないことが決定し、第1ラウンドは金曜の朝6時45分に再開されることとなった。
「D+D REALチェコマスターズ」でヨーロピアンツアー初優勝を遂げるなど、実り多き2016年シーズンを送ったピーターソンは、今季序盤も好調を維持し、安定したパフォーマンスを見せている。
アウトとインを共に「31」でラウンドしたピーターソンは、イーストコースをプレーしたアーロン・レイとポール・ウォーリンのイングランド人コンビに2打差をつけ首位に立った。予選カットは選手たちが木曜と金曜に東西両コースを回った後に行われ、最終的には未だ「全英オープン」の出場権を保有していない上位3名に同大会の出場権が与えられる。
スタートから2連続バーディを奪ったピーターソンは、5番、6番、そして9番でもバーディを奪い、5アンダーでハーフターンした。14番で2.4mのバーディパットを決めたピーターソンは、パー5の15番でもバーディを奪うと、パー3の16番ではティショットをピンそば1mに寄せてスコアを伸ばした。
その後、最終ホールをバーディで締めくくり、クラブハウスリーダーとしてホールアウトした。
「楽しい一日だった。半分のホールでバーディを奪うのは良いものだし、その上ノーボギーだったんだから、気分良くプレーできたよ。良いリズムでプレーできたし、今週は新しいパターでプレーしているんだ。その新しいパーターでの初日が良いラウンドとなったので、とてもハッピーだね」とピーターソン。
「有り難いことに、多くのホールでフェアウェイをキープすることができた。思い通りにプレーできるのは良いものだけど、ここ数週間はずっと良いプレーができていると感じていたし、こういうラウンドへ向けた積み重ねはできていたんだ。それだけに、思っていたより早く成果が出て良かったよ」
「自分は今、良い状態にあると感じているんだ」
より難度の高いとされるイーストコースを回ったレイとウォーリンは、初日の出来に満足していることだろう。
第2組でプレーしたレイは、1番、5番、6番、そして8番でバーディを奪い、「33」でハーフターンすると、14番、大きなフックラインを読み切った15番、そして最終ホールでもバーディを奪い、暫定首位に立った。
フロントナインで更に見事なプレーを見せたウォーリンは、1番、4番、5番、6番、そして8番でバーディを奪って後半に入ると、その後もバーディを量産し、初日は9バーディを積み上げるも、バックナインではボギーを2つ叩いた。
6アンダーの4位タイには、イーストコースで1ボギーの「66」をマークしたスウェーデンのセバスティアン・セーデルベリ、そして9番でイーグルを奪うなどパー71のウェストコースを「65」でラウンドしたロマン・ランガスクがつけている。
ジェイビー・クルーガーは、今週のフィールドで3人しかいない既にロイヤルバークデールで開催される今季3つ目のメジャー出場権を持っている選手の1人であり、彼も2番、3番、6番、9番、14番、そして15番でバーディを奪った西コースで「65」をマークし、4位タイにつけている。
5アンダーにはディーン・バーメスター、ディラン・フリッテル、そしてティーガン・ガウシェの南アフリカ人トリオ、イタリアのフランチェスコ・ラポルタ、そしてスペインのペップ・アングレスがつけており、5ホールを残したジョージ・クッツェーと6ホールを残したアジウソン・ダ・シルバもこの位置につけている。
首位から5打差には、ポール・マディ、ジョーダン・スミスのイングランド勢、フランスのダミアン・ペリエとジョエル・スタルテー、スコットランドのマーク・ウォーレン、そして南アフリカのヤコ・プリンスルーがつけており、ディフェンディングチャンピオンのヘイドン・ポルテウスも13ホールを終えた段階でこの位置につけている。