L.ウェストウッドが単独首位 H.ステンソンは33位スタート
2016年 DPワールド ツアー選手権 ドバイ
期間:11/17〜11/20 場所:ジュメイラ・ゴルフエステーツ(UAE)
最終戦はL.ウェストウッドが単独首位発進
リー・ウェストウッドが「DPワールド ツアー選手権 ドバイ」初日に「66」をマークして単独首位に立ち、今一度、大舞台に強い男であることを証明してみせた。
イングランドのウェストウッドは2009年にこの大会を制して2度目の年間王者に輝いたほか、過去10年間ではメジャーで9度のトップ3入りを果たしている。今年の「マスターズ」での2位はそのうちの一つ。メジャーでの好成績もあって、「レース・トゥ・ドバイ」のランキングを12位として今大会を迎えた彼は、この最終戦で勝利を挙げることができれば、トップ5でシーズンを終えることになる。
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ヨーロピアンツアー24勝目を狙う43歳のウェストウッドは、初日を7バーディ、1ボギーの6アンダーでラウンドし、それを1打差でベルギーのニコラス・コルサーツとフランスのジュリアン・クエンが追う展開となっている。共に今季地元でのナショナルオープンを制したユースト・ラウテンとフランチェスコ・モリナリは4アンダーとして、スペインのセルヒオ・ガルシアと並んで4位タイにつけている。
「レース・トゥ・ドバイ」で2位のダニー・ウィレットに29万9675ポイント差をつけて最終戦を迎えたヘンリック・ステンソンは、初日を「72」としてウィレットの1打後方の33位につけており、このまま大会が終われば日曜に欧州ナンバーワンの称号が得られる位置で大会をスタートした。「レース・トゥ・ドバイ」制覇の可能性を残しているアレックス・ノレンは初日を1アンダー。ディフェンディングチャンピオンであり、年間王者の可能性を残す最後の一人であるロリー・マキロイは、3オーバーの「75」と出遅れた。
2番、7番、そして8番でバーディを奪って前半を「33」としたウェストウッドは、10番でバーディを奪うと、12番でこの日唯一のボギーを叩いた。13番と14番で連続バーディとしたウェストウッドは、グリーン脇からパターを使用した17番でもバーディを奪って首位に立った。
「ここまで良かったのは久方ぶりだね」とウェストウッド。「自分のゴルフの違和感を得たいくつかのポイントを見つけ、それについてハードに練習を積んできたんだ。今日はそれが一気に実を結んだね。『66』は良いラウンドだよ。見た目ほど簡単じゃなかったからね。日によってはたくさんバーディが奪えるように感じることもあるコースだけど、今日は結構な試練だったよ。今日はピンポジションが振られていたんだ。初日らしいピンポジはあまり多くなかったけれど、上手くゴルフをまとめることができたよ」
「ここは過去に良いプレーをしているコースで、勝利以外にも好成績を残しているし、僕は砂漠で良いプレーをしてきたからね。ずっと今週を楽しみにしていたんだ。2009年は僕のキャリアの中でもトップ2か3に入る出来だった。僕のキャリアで最高のパフォーマンスだったといっても良いくらいだね。『レース・トゥ・ドバイ』でロリーに勝つには勝利が必要な状況で、週末を通してフィールドを圧倒し、6打差で勝つことができたのだからね。あれは最高のパフォーマンスだったよ」
3アンダーの7位タイには、キラデク・アフィバーンラト、マシュー・フィッツパトリック、マーカス・フレイザー、アレクサンダー・レビ、ルイ・ウーストハイゼン、そしてヤコ・バンザイルがつけている。