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欧州ツアー最難関18ホール

9位~4位

9) ヘリテージGC 17番ホール
大会: アフラシアバンク・モーリシャスオープン
パー/ホール全長: 4/463ヤード
平均スコア: 4.46
バーディ以上 vs ボギー以下: 11/171
2015年大会の最多スコア: 7 4選手が記録

自然な景観のヘリテージGCは、2015年シーズンに初めてレース・トゥ・ドバイに加わったコースであり、パー4の17番は時に牙を剥く美と危険が表裏一体となったこのコースの典型であるといえよう。一見易しそうに見えるが、フェアウェイは狭く、ランオフエリアは速く、ラフは深いとあり、ここには多くの危険が潜んでいる。5月の大会では、期間中、ここでのバーディはわずか11個にとどまったが、オーストラリアのカレム・リチャードソンはみごと2つのバーディをこのホールで奪っている。

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8) バートグリースバッハゴルフリゾート 18番
大会: ポルシェヨーロピアンオープン
パー/ホール全長: 4/468ヤード
平均スコア: 4.47
バーディ以上 vs ボギー以下: 33/184
2015年大会の最多スコア: 7 3選手が記録

バートグリースバッハの多くのホールがそうであるように、ベッケンバウアーコースの18番もウォーターハザードが鍵を握っている。勝者のトンチャイ・ジェイディーは最終日に技ありの寄せワンを見せるなど、4日間のこのホールでの通算スコアを「16」とし、イングランドのグレーム・ストームに1打差をつけて優勝した。

7) デリーGC 14番
大会: ヒーローインドオープン
パー/ホール全長: 4/476ヤード
平均スコア: 4.44
バーディ以上 vs ボギー以下: 27/165
2015年大会の最多スコア: 8 デビッド・グリーソン

長きにわたりパー5としてプレーされてきた歴史を経て、2014年よりパー4でプレーされるようになったデリーGCの14番ホールは、同コースからランクインした2つ目のホールである。大会期間中の4ラウンドを通してロマン・ワッテルチャプチャイ・ニラトの2人のみがアンダーパーで14番を回っているという事実が、端的にこの狭くて長いホールのタフさを物語っている。

6) セントアンドリュース・オールドコース 17番
大会: アルフレッド・ダンヒル・リンクス選手権
パー/ホール全長: 4/495ヤード
平均: 4.48
バーディ以上 vs ボギー以下: 7/94
2015年大会の最多スコア: 8 ホルヘ・カンピージョ

セントアンドリュース・オールドコースの“ロードホール”は言わずと知れた世界最難関ホールの1つであり、かつて列車の格納庫だった場所を越えて打って行くティショット、左側が恐怖のポットバンカー、右側が浅いOBでガードされた長いグリーンへ向けた第2打で有名だ。パーで上がれば御の字であり、実際、優勝したトービヨン・オルセンもオールドコースでの2日間、このホールをパーで切り抜けている。

5) プレトリアCC 4番ホール
大会: ツワネオープン
パー/ホール全長: 4/511ヤード
平均スコア: 4.49
バーディ以上 vs ボギー以下: 29/191
2015年大会の最多スコア: 8 リース・エノク

500ヤード超の距離、そして危険な左ドッグレッグのレイアウトという顔を併せ持つプレトリアCCの4番ホールは獣性の権化である。ツアー屈指のロングヒッターであるルーカス・ビエルゴールですら、3月の大会では4日間を通してこのホールを2オーバーとしたことからも、いかにこのホールがタフであるかをうかがい知ることができる。

4) ゲンゾンGC 15番ホール
大会: 深センインターナショナル
パー/ホール全長: 4/470ヤード
平均スコア: 4.51
バーディ以上 vs ボギー以下: 20/178
2015年大会の最多スコア: 8 3選手が記録

ゲンゾンGCから2つ目のランクインとなったこのホールもまた池が鍵を握っている。フェアウェイ左サイドに待ち受ける深いフェアウェイバンカーが事態を複雑化させており、4月に優勝したキラデク・アフィバーンラトも、最終日はこのバンカーにつかまり、チップアウトからのボギーを余儀なくされている。その週は多くの選手が同じ轍を踏んでいる。

3位~1位

3) ロイヤルカウンティーダウン 15番ホール
大会: アイルランドオープンbyロリーファウンデーション
パー/ホール全長: 4/468ヤード
平均スコア: 4.52
バーディ以上 vs ボギー以下: 16/207
2015年大会の最多スコア: 8 トーマス・ピータース

ロイヤルカウンティーダウンよりランクインした2つ目のホールであり、コースでは3番目に距離のあるパー4。ドッグレッグでバンカーによりガードされていない逆お椀型のグリーンを持つ15番ホールは、大会期間中は4日間を通してアゲンストとなり、ニューカッスルに集結したワールドクラスの選手たちを苦しめた。優勝したソレン・ケルドセン、そしてエディー・ペパレルにベルント・ウィスベルガーと、サドンデスのプレーオフを戦った3選手が、15番で全員合わせてもボギーを1度しか叩いていないという事実は大変意義深い。

2) ゲンゾンGC 5番ホール
大会: 深センインターナショナル
パー/ホール全長: 4/475ヤード
平均スコア: 4.56
バーディ以上 vs ボギー以下: 17/200
2015年大会の最多スコア: 9 ム・フ

「深センインターナショナル」の舞台であるゲンゾンGCから3つ目のランクインとなった5番ホールは、わずかの差で2015年のレース・トゥ・ドバイにおける2番目に難しいホールとなった。全世界へ中継された番組のなかで、テレビ実況のベテランであるドウギー・ドネリーは「誰もがそうであるように、この選手はこのホール、パーでご満悦でしょう」と折に触れ語っていた。大きく左にドッグレッグし、フェアウェイの両サイドに深いラフが茂るこの最も過酷なパー4は、大きな二段グリーンへの2打目でほぼ間違いなくロングアイアンを使用せざるを得ず、もし短めのクラブで狙えるとしても、トラブルを回避するのは容易ではない。スウェーデンのクリストファー・ブロバーグは、初日トリプルボギーながら、最終日はレアなバーディと、このホールで大きな感情の起伏を味わった。モルテン・オラム・マドセンもこのホールでの苦闘を強いられ、この大型デンマーク人選手は大会を通してこのホールを7オーバーとしている。

1) ル・ゴルフ・ナショナル 18番
大会: アルストム・オープン・ド・フランス
パー/ホール全長: 4/470ヤード
平均スコア: 4.60
バーディ以上 vs ボギー以下: 29/208
2015年大会の最多スコア: 10 フェリペ・アギラー

水、水、水と、とにかく至る所ウォーターハザードである。ル・ゴルフ・ナショナルの上がり4ホールは数々のウォーターハザードが選手を待ち受け、グランドスタンドや円形劇場型のスロープに陣取るファンにスリリングな結末を演出している。しかし、何はともあれ2018年の「ライダーカップ」開催コースと言えば、この18番ホールということになるだろう。「オープン・ド・フランス」で2勝しているグレーム・マクドウェルに言わせれば「欧州ツアーで最もタフなパー4の1つ」ということになるこのホールは、ショートアイアンでアイランドグリーンを狙うべく、ティショットは飛距離が求められる。左へ行き過ぎたり、飛ばし過ぎたりすると池の生け贄となるが、右へ外すと深いラフにつかまる。2015年大会では、最終日のバーディはわずか3つにとどまったが、そのうちの1つは優勝したベルント・ウィスベルガーが奪っている。さあ、カウントダウンのドラムロールはこれで打ち止め。2015年シーズンの「レース・トゥ・ドバイ」最難関ホールはル・ゴルフ・ナショナル、パー4の18番に決定しました。

いかがでしたか。2015年シーズンの「レース・トゥ・ドバイ」最難関の18ホール中、7ホールが9番か18番だったというのは、興味深い事実であり、ゴルフコース設計に関する洞察力の発露と言えるかもしれない。

このリストは16ホールのパー4と2ホールのパー3で構成され、12カ国のゴルフコースがランクインした(中国から3ホール、インド、アイルランド、モロッコ、そして南アフリカから2ホール、フランス、ドイツ、香港、モーリシャス諸島、スコットランド、スウェーデン、そしてトルコから1ホール)。

易しかったホールは?

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