壮麗な終幕を見た2014年シーズンの余韻もさめやらぬ中、今週、ワールドクラスの選手が高額賞金のかかった「ネッドバンクゴルフチャレンジ」にそろい、「レース・トゥ・ドバイ」の2015年シーズンが開幕を迎える。

南アフリカで開催される賞金総額650万ドルの大会には、1年前にサンシティのゲーリー・プレーヤーCCで見事な勝利を飾ったトーマス・ビヨーンが、タイトル防衛に臨むことになる。

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現在43歳のビヨーンは昨年、大会最終日を2つのイーグルを含む「65」でラウンドして高額賞金を手にし、キャリア最高の一日のうちの一つだったと表現した。

この勝利は、ビヨーンが「ライダーカップ」のメンバー入りを果たす上で重要なパフォーマンスとなった。今年は、南アフリカ北東の陽光降り注ぐリゾート地にビヨーンをはじめグレンイーグルスで栄光に輝いたチームメイトであるスティーブン・ギャラハー、マーティン・カイマー、リー・ウェストウッド、そして昨年この大会でビヨーンに次ぐ2位に入ったジェイミー・ドナルドソンらが集結する。

米国代表を打ち破ったポール・マギンリー率いるチームで副キャプテンを務めたミゲル・アンヘル・ヒメネスも出場者リストに名を連ねている。

地元南アフリカ勢ではかつての「マスターズ」王者であるチャール・シュワルツェルが目を引く存在となっており、イングランドのルーク・ドナルド、タイのトンチャイ・ジェイディーといった有力選手もこの大会に出場する。

「ネッドバンクゴルフチャレンジ」は1981年以来毎年開催されてきた大会であり、欧州ツアーの国際スケジュールには昨シーズンから組み込まれた。

歴代王者にはセベ・バレステロス、サー・ニック・ファルド、コリン・モンゴメリー、アーニー・エルスといったそうそうたる顔ぶれが並んでいる。大会は昨年から出場者が30人に拡大され、今年は欧州ツアー、米PGAツアー、サンシャインツアー、アジアンツアー、オーストラレイジアPGAツアーのトッププレイヤーたちが出場する。南アフリカ人選手の世界ランキング上位5人にも出場権が与えられる。