荒天によりサスペンデッド ポールターが暫定首位に浮上
2014年 トルコ航空オープン
期間:11/13〜11/16 場所:ザ・モンゴメリエ マックスロイヤル(トルコ)
嵐の前に輝きを見せたポールター
荒天のため途中でのプレー切り上げを余儀なくされた金曜日の「トルコ航空オープン」2日目は、イアン・ポールターが引き続きモンゴメリーマックスロイヤルで見事なパフォーマンスを披露した。
この日は全ての選手のプレーを終わらせるべく、ティタイムが90分前倒しされたものの、予報された雷雨が予想を上回る速度で現地に到達したため、現地時間の昼過ぎにプレーはサスペンデッドとなった。
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その折、ポールターは14番ホールまでラウンドし終えており、当初、大会委員は2時間半後のプレー再開をアナウンスしたものの、再開予定時刻の直前にまたしても荒天に見舞われてしまった。
これにより、この日のプレーは終了となり、第2ラウンドは土曜日の朝8時から再開される運びとなった。現時点ではポールターが通算13アンダーで暫定首位につけており、3打差でジンバブエのブレンドン・デ・ヨングが続いている。
大会委員長のミゲル・ビダオル氏は、「ご存知のように我々は12時4分にプレーを中断しました。我々は荒天を予期しており、そのため、できるだけ陽光の下でプレーできるようティタイムを1時間15分繰り上げました」と述べた。
「今回の嵐の組成に注視していた天気予報士によると、次の雷雲が到達するまでの間に1時間45分ほど天気が回復するとのことでした。大気の不安定性のため、次々と雷雲が組成されていたのです」。
「午後2時40分に再開を試みましたが、南東からは別の積乱雲がこちらに向かってきており、30キロ弱のところまで迫っていました」。
「残念ながら雷雲は次々と発生しており、さらに大きな嵐が控えているようでしたので、今日はプレーを中止にし、明日の朝8時から再開する決断を余儀なくされました」。
「72ホールによる大会はまだまだ実現可能であると考えています。まず明日は朝8時からプレーを再開します。この大会には予選カットがありませんので、第2ラウンドと第3ラウンドの間に新しく組み合わせをし直す必要は必ずしもありません」。
「選手たちは第2ラウンドの組み合わせと同じ組み合わせで第3ラウンドをプレーすることになり、こうすることにより多くの時間を稼ぐことができます」。
「全てが上手く行けば、我々は明日の第3ラウンドの最終組は午前11時過ぎにはスタートできると予想しており、そうなればスケジュールは元通りとなり、第3ラウンドは午後4時過ぎに終了。日曜日の最終ラウンドに向けて組み合わせをし直し、然るべき状態で最終日が迎えられると考えております」。
「明日の天気予報はまだ僅かに雷雨の可能性が残されていますが、今日の様な嵐ではありませんし、日曜日は好天が予想されます。指をクロスして幸運を祈りますが、私は日曜日に72ホールを終えることができると考えています」。
初日を「64」でラウンドしたことにより、アンタルヤでのここ5ラウンドを通算27アンダーでラウンドしているポールターは、首位のミゲル・アンヘル・ヒメネスから1打差で2日目をスタートするも、欧州ツアー最年長王者が最初の2ホールをバーディとしたため、その差はいきなり広がった。
しかしながら、来年1月に51歳の誕生日を迎えるヒメネスが4番でボギーを叩いたのに対し、ポールターは同じホールでバーディを奪うと、6番と7番でもバーディを奪って首位に躍り出た。
38歳のポールターは10番で2メートルのバーディパットを決めてリードを3打差に広げると、パー5の11番では3打目のチップショットをカップまで数センチにつけ、ここでもバーディを奪った。
ポールターは3パットした12番で今週2つ目のボギーを叩くと、ここで嵐の前ぶれであるかのうように風が強さを増した。しかし、このコンディションの変化は世界40位のポールターにパー5の13番で2オンをもたらし、ここで軽々とバーディを奪うことに成功した。
「今日は良いプレーだったし、リーダーボードのトップにいるのは常に良い心持ちのするものだよ」とポールター。「ラウンドを終えることができれば良かったのだけど、今日はとてもそんな状況じゃないらしいね」。
「どうやら僕らは見守るしかないらしいね、今後天気がどうなるのかを。上手く行けば、明日どこかの時点で第2ラウンドを終わらせて、第3ラウンドにとりかかれるはずさ」。
「僕は素晴らしいプレーをしているから、勿論ゴルフコースにいると最高の気分がするし、こういうプレーができ、バーディを奪えるのは常に楽しいものだよ。今、僕はとてもハッピーなのさ」。
13番まで終えたデ・ヨングは4バーディ、1ボギーで通算10アンダーとして2位まで浮上し、その1打後方にはオーストラリアのウェイド・オームスビーと米国のブルックス・ケプカが続いている。
プレーがサスペンデッドとなる前の12番と13番でボギーを叩いたヒメネスは首位から5打差の通算8アンダーまで転落し、南アフリカのブランデン・グレースと並ぶ5位タイにつけている。
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