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2013年 ネルソン・マンデラ選手権
期間:12/12〜12/15 場所:マウントエッジコムCC(南アフリカ)

カンピージョが「59」を記録するもブルックスが首位をキープ

ホルヘ・カンピージョはネルソン・マンデラ選手権3日目で「59」を記録した2選手のうちの一人となったが、ダーバンでの大会は依然としてイングランドのダニエル・ブルックスがリードしている。

カンピージョと南アフリカのコリン・ネルはほぼ時を同じくして「60」の壁を破る事に成功した。しかしながら、マウント・ウェッジコームのフェアウェイが浸水し、このラウンドはプリファードライが採用された彼らの記録は正式の物とは見做されない。

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スペインのカンピージョは2イーグル、7バーディを奪う見事なラウンドを展開し、この日のスコアと大会の通算スコアを共に11アンダーとしたが、日没のため残り7ホールで第2ラウンドの中断を余儀なくされた初日首位のブルックスは通算12アンダーまでスコアを伸ばした。

「62」でラウンドしたイングランドのマシュー・ボールドウィンはカンピージョに並び第2ラウンドを終えた選手の中ではトップに立ち、地元で声援を受けるブランデン・グレースオリバー・ベッカー、そしてダウィー・ヴァン・デル・ウォルトの南アフリカ勢3人が通算10アンダーで前の2人を追う展開となっている。

水曜と木曜の両日に発生した長い中断時間を経て、今朝も水浸しになったフェアウェイにより開始が3時間遅れにずれ込んだため、大会運営者はトーナメントを54ホールに短縮する決断を迫られる事になった。

第1ランド終了時点では、初日にQスクール上がりのブルックスが記録した「62」を上回る選手はいなかったが、いきなり好調に転じたカンピージョが早くもそれを凌駕するスコアを出した。

インスタートのカンピージョは3バーディ、1イーグルの「31」で前半を終えると、後半に入り1番ホールで更にスコアを伸ばした。

ヨーロピアンツアー初優勝を狙う27歳のカンピージョは、その後、3番ホールで25フィートのバーディパットを決めると、4番ではピッチショットを直接決めてこの日2つ目のイーグルを奪い、ショートホールの5番ではピンそば2メートルにつけるティショットを見せた。

ロングホールの8番で定石通りの2オン2パットでバーディを奪い、この日のスコアメイクを完遂させたカンピージョはラウンド後、「僕らはツアーで他にもパー70のコースでプレーするけれど、『59』はまだ出したことがなかったから、今日は終盤の締めくくり方に満足しているよ」と語った。

「14ホールを終えた時点で10アンダーだったけれど、まだ難しいパー4が2ホール、そしてタフなパー3が最後に控えていたからね」

「これまで『59』に近い数字を出したことはなかったんだけれど、KLMオープンではパー70のコースで残り3ホールで8アンダーだったんだ。3連続バーディで上がる事ができれば『59』に届いたんだけど、パー、パー、ボギーとしちゃったんだよ。今日はあの時の経験が糧となったね、というのも、肝心の締めくくりをしっかりやることができたんだからね」

カンピージョとボールドウィンがラウンドを終えた後にティオフしたブルックスは、15番でチップインして出だしの6ホールで3つ目のバーディを奪って首位に並んだ。

更に1番では20フィートのバーディパットを沈め、これにより26歳のブルックスが単独首位に躍り出ることになった。彼は土曜の朝6時に再開する第2ラウンドを7ホール残しており、リードを広げるチャンスを握っている。

これまでヨーロピアンツアーで5位以上の成績を残した事のないボールドウィンは初優勝へ向けた挑戦を楽しみにしており、今日第2ラウンドを終えられたことが最終日には有利に働くと信じている。

「疲労は問題にならないと思うけれど、多くのホールを間を置かずにプレーしなくてはならないという事実がものを言うんだよ」とボールドウィン。「例えば、僕は今日、短い間に21ホールをプレーしたけど、プレーし終えた時はかなり疲れていたから、明日に向けて身体を休めるのが重要だね」。

2012年のレース・トゥ・ドバイで4勝を飾った世界49位のグレースは、何度か優勝に手が届きそうになりながらも無冠に終わった13年シーズンを経て、ビクトリーロードへの復帰に燃えている。

「今週は、余計なパットを叩くとどういうことになるのか、っていうのがよく分かる週になっていると思う」と25歳のグレースは語った。

「もう優勝できるところまで来ているから、あとは全部パットにかかっているね。パットを決め続けることができれば、トロフィーを掲げる記憶がまた1つ増えることになるね。勝利で今年を終えることができたら最高だ」

グレースはこの大会で世界ランキングのトップ50以内を確定させ、マスターズへの招待状を手にすることができるが、今大会に対しプレトリア出身のゴルファーにはもう1つ別のモチベーションがあるようだ。

「マンデラの存在がこの大会に出場した理由の1つなんだ。多くの人は、僕がトップ50入りのためにここへ来たと思っているけれど、それはもう(この大会に出なくとも)確定的だと思うんだ」

「ここへ来ればマディバ(マンデラ元大統領の愛称)へ捧げるための勝利を目指すことになる。それでこの国の全てが良くなるというわけじゃないけれど、人々の顔に少しでも笑みをもたらすことができればと思うんだ。もしも最後にトロフィーを掲げることができれば『彼に捧げます』って言えるだろう」

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