2006年 レクサスカップ
期間:12/15〜12/17 場所:タナメラGC ガーデンコース(シンガポール)
接戦を制しアジア選抜が雪辱を果たす!横峯も大活躍!
シンガポールのタナ・メラCC ガーデンコースで行なわれている、世界選抜とアジア選抜によるチーム対抗戦「レクサスカップ」の最終目。この日は、各チーム12人ずつがマッチプレー方式で対決するシングルス戦。勝利チームには1ポイント、引分けの場合は両チームに0.5ポイントずつ加算され、その合計ポイントを競い合う。
当日は、厚い雲が空を覆う不安定な空模様。幾度となく豪雨と雷が降り注ぎ、計3時間にも及ぶ2回の中断に見舞われるコンディションの中で行われた。
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アジア選抜は前年の雪辱を晴らすため、そして世界選抜は2ポイント差を逆転するため。1敗も許されないという状況は、両チームとも同じ。トップスタートは、当然のようにアニカ・ソレンスタム(スウェーデン)とグレース朴(韓国)のキャプテン対決となった。
この大一番で、アニカは並外れた精神力と強さを改めて証明する。スタートホールで早くも1UPを奪うと、その後も常にリードを保つ余裕の展開に。グレースは出だしの2連続ボギーが最後まで響き、結局15番ホールでバーディを奪ったアニカが4UPとして圧勝。早々と1ポイントを先取する。
世界選抜は、続く2組目にも代表格のポーラ・クリーマーを用意。C.クン(韓国)との試合はポイントを奪い合う大接戦となったが、最終ホールでクンがボギーを叩き、ポーラに勝ち点1が転がり込む。最初の2組を終えた時点で、アジア選抜は早くも7対7の同点に追いつかれてしまう。
3組目のM.リー(韓国)が何とかリードを奪い返そうとするが、対するアンジェラ・スタンフォードに引分けに持ち込まれる。続く4組目のJ.Yリー(韓国)がモーガン・プレッセルを相手に圧勝劇を演じるが、続くS.H.アン(韓国)がステイシー・プラマナスに敗退。一進一退の攻防が続く。
不穏なムードが漂う中、アジア選抜が流れを呼び寄せる。6組目のY.キム(韓国)がカリン・コーク(スウェーデン)を、7組目のH.W.ハン(韓国)がニッキー・キャンベル(オーストラリア)を撃破し、再び2ポイント差に戻す。しかし、続く8組目のジェニファー・ロサレス(フィリピン)はシェリ・スタインハワーに敗れ、1ポイント差に詰め寄られてしまう。
お互いに1ポイントも譲れない状況で、9組目の横峯さくらは持ち前の勝負強さを発揮。大ベテランのローラ・デービース(イギリス)をまったく寄せ付けず、15番を終えた時点で4UPとして完勝。前日に引き続き、貴重な勝ち点1を獲得する。
続く10組目はナタリー・ガルビスがJ.M.キムから1ポイントを奪取する粘りを見せるが、後続のS-H.リー(韓国)がジュリエッタ・グラナダ(パラグアイ)を撃破。最終組を残し2ポイント差とし、この時点でアジア選抜の勝利が決定した。
最終組はブリタニー・リンシコムが朴セリ(韓国)を破り、最終ポイントが確定。アジア選抜12.5、ポイント、世界選抜が11.5ポイントとなり、アジア選抜が昨季の雪辱を果たす結果となった。