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黄玉珍はキープ。シンソーラが首位に並ぶ

開催コース、三好CCは名うての難コース。やはり好スコアはなかなか出ない。60台をマークしたのはM.マクガイヤただ一人、それどころか80台を叩いてしまうプロが続出した。 そんな中で後半スコアを沈めて1アンダーとした26歳のシンソーラが首位に躍り出た。初日の首位・黄玉珍も74としながらもかろうじて首位をキープ。厳しい試合展開になりそうな気配だ。

シンソーラは出だしをボギー。しかし以後はしっかりパーに納め拾い続けてインでは2バーディ。これで2日続けて71とした。「すごく、いい感じ。今日くらい良いと気分がいいです」と表情は明るい。
ホープと目されてきたが昨年はスランプに陥った。12月から大先輩の具玉姫に教えてもらい、スウィングを変えた。1月、米国に渡ったころからスウィングの感じがつかめてきたという。

黄玉珍はバーディなしの2ボギー。「パッティングがダメ。ショットは良かったんですが・・」と少し元気がない。「できれば勝って、連続優勝したいです」という言葉も、大分トーンが下がってきた。

69をマークしたのはM.マクガイヤ。ボギーなし。「すべてのショットを真ん中、真ん中に攻めていった。ほとんどフェアウェイをキープできたのが良かった。昨日はラフに行っていたから」
「メジャーの優勝スコアはパープレーが基準だと思う」とマクガイヤは言う。確かにレベルこそ違え、ま、おしなべて全米オープンのようなスコアが出ている。パーオンを狙っていけば優勝も転がり込んでくるかも、ということだろう。この人の考え方は常に堅実そのものだ。

初日首位だった野呂奈津子は75。「スタート前はアンダーパーで回る予定でした。夫も同じ気持ちだったんですけど・・」 グリーンを外したあとを寄せきれずボギーにしてしまうパターンだった。
福嶋晃子はまだ諦めていない。「調子が悪いとは思いません。練習場でも、ショットはいいなと思ったから打つのをやめました」 開き直って、プラス思考でいくのだという。

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1998年 日本女子オープンゴルフ選手権競技



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