選手コメント集/日本女子オープンゴルフ選手権競技 初日
2002年 日本女子オープンゴルフ選手権競技
期間:10/03〜10/06 場所:箱根CC(神奈川)
快心のイーグルで勢いに乗った! 高又順が逆転優勝
日本女子ゴルフ界の最高峰「日本女子オープンゴルフ選手権」は、昨年とは異なり、4日間とも快晴に恵まれた。そして優勝争いも、バーディでスコアを伸ばせなければ取り残される展開となった。
優勝スコアは14アンダー。奇しくも昨年の14オーバーとは逆に好スコアで決着がついた。
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優勝したのは韓国の高又順。これまで日本ツアーで6勝を挙げている高だが、この日本オープンのタイトルが欲しかった。アマチュア時代にローアマに輝き、プロになってからは、2度2位になっている。
最終日の高は、パーセーブを繰り返す、おとなしいスタートをきった。そして8番パー5で、2打目でグリーン手前に運ぶと、3打目のアプローチでカップを狙った。同じ組でラウンドしたロレーナ・オチョアのボールが邪魔になるので、マークを要求したのだ。そして、ウェッジで転がしたボールは、狙ったライン通りに転がり、見事にカップイン。
このイーグルで波に乗った高は、後半に入り11、12番で連続バーディ。そして15番でもバーディを奪い完全に抜け出した。終盤はチャンスらしいチャンスはなく、パーセーブをくりかえしたのだが、アプローチが優れ、ギャラリーの声援にガッツポーズで応える場面が目立った。
優勝した高は、3年間のシード権を獲得。この日の賞金1400万円を加え、今シーズンの賞金ランキングも4位に浮上した。
高と3打差の11アンダー2位は、単独首位からスタートした台湾の黄玉珍。少し離れて、7アンダー3位には白戸由香、不動裕理、そして初日単独首位で飛び出したロレーナ・オチョアが並んだ。2日目以降伸び悩んだオチョアは、最終日に2つスコアを落としてしまった。