選手コメント集/日韓女子プロゴルフ対抗戦初日(日本チーム)
2002年 ヴァーナルオープン
期間:08/02〜08/04 場所:マスターズゴルフ倶楽部(兵庫)
新人優勝一番乗りは、大本命の魏ユンジェで決まりか?
国内女子ツアー「ヴァーナルオープン」2日目。初日に7アンダーをマークして単独首位に立った韓国の李英美が、6ストローク落とす大乱調で混戦状態になってきた。この日、大きくスコアを伸ばした選手はいないが、2アンダーからスタートして通算4アンダーまで伸ばした、台湾の魏ユンジェが単独首位に浮上した。
前半ボギーを2つ叩き、1アンダーまで後退した魏は、後半も出足の10番でボギーを叩いたが、その後4つのバーディを積み重ね4アンダーまで伸ばした。
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魏は、昨年8月に行われた女子プロゴルフ協会のプロテストでは、12アンダーという快記録で合格を果たした。そして、トップ合格にだけ与えられる、レギュラーツアー8試合の出場資格で見事にシード権を掴んだ。昨年から上位に顔を見せているが、いわゆる新人なのだ。
昨シーズンは呂曉娟、山口裕子、李知姫と3人の新人がツアー初優勝を飾った。今シーズンの第1号となるのは、やはりテストでもぶっちぎりの優勝を飾った魏になるのだろうか。ちなみに、同じ新人では韓国の韓智淵がイーブンパーの11位につけている。
首位に1打差の3アンダーには、菊地愛と金愛淑の2人が並んでいる。菊地は、今シーズンの前期統一予選会をトップで通過してレギュラーツアーに乗り込んだ。しかし、開幕戦から37位、36位、40位と続いた後は、予選すら通らない状態になってしまった。
先週のゴルフ5レディスまで、なんと11試合連続の予選落ちだった菊地が、今週はいきなり優勝争いに加わっている。突然やってきた大きなチャンスをつかめるか注目したい。
そして、首位と2打差の4位には、村井真由美、シンソーラ、不動裕理の3人が並んでいる。今シーズン1勝しているが、従来の不動らしい強さは出ていない。昨年優勝しているこの大会で賞金を稼いでおかないと、賞金女王の座を奪われてしまうかも知れない。