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中嶋常幸が底力を見せた。田中秀道を押さえて今シーズン2勝目

国内男子ツアー「三井住友VISA太平洋マスターズ」はベテランの中嶋常幸が抜け出し、田中秀道アーロン・バデリーが追う展開となった。

中盤は追う立場の選手がスコアを伸ばせず、中嶋のリードは広がった。そして、終盤に入り、最終組の田中、バデリーが迫ったが、自分のゴルフに徹した中嶋が逃げ切り今シーズンの2勝目を飾った。この大会では17年ぶり2度目の優勝をなる。

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「今日のキーポイントは12番のアプローチと14番のセカンド」と、中嶋の振り返るが、風邪のため背中を痛めていたが、9番くらいからひどくなりピークに達していた。12番は2オンに失敗し、3打目にイメージを膨らませてパーセーブにつなげた。

この日の中嶋は前半で6、9番をバーディ。後半が14番のバーディの後に15番でボギーを叩いた。終盤スコアを伸ばせず田中に1打差まで迫られたが、最終18番パー5も、冷静に3打でグリーンを捕らえパーでフィニッシュした。

「今年ダイヤモンドを勝った後、もうこれで一生勝てなくてもいいと思った。それに48歳だし、もう勝てないだろうとも思った。自分は若い選手と戦うのがすごく楽しい。それが励みになる。来週は若いやつじゃなくて、すごいやつと回ってみたい。3日目、4日目に回ってみたいね。タイガーに、日本にもこんな年齢になってもすごい選手がいるんだと認識させたい」

今大会が今シーズンの国内1試合目となる田中秀道は、最後まで中嶋を苦しめ大会を大いに盛り上げた。終盤15、16番で連続バーディを奪い中嶋に1打差の15アンダーとなった。そして最終18番は、セカンドで2オンにチャレンジしたが、惜しくもグリーン右手前の池に入れてしまった。

しかし、これで崩れることもなく、このホールをパーでフィニッシュし単独2位に入った。来週のダンロップフェニックスにも出場する予定になっており、タイガーなど世界のトップレベルの選手と対等に戦う姿を見せてもらいたい。

また、オーストラリアのアーロン・バデリーはボギーを4つ叩くなど、勢いに乗ることができず、中嶋を捕らえることはできなかった。最終18番では、2打目をギャラリーの中に打ち込むトラブル。しかし、傾斜でボールはグリーン横まで転がってきた。昨年、ワールドカップでタイガー・ウッズが奇跡的なイーグルを決めた場所のすぐそば。そこからバデリーはチップショットでカップインに成功、タイガーと同じようにイーグルを決めて大歓声に包まれた。

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2002年 三井住友VISA太平洋マスターズ



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