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3日目は悪天候で中止!54ホールの短縮競技に

◇国内男子◇TOSHIN GOLF TOURNAMENT IN 涼仙 3日目◇涼仙ゴルフ倶楽部(三重県)◇7169ヤード(パー72)

スタート前からの雷雨による影響で大会3日目、第3ラウンドが中止となった。競技は54ホールに短縮され、9日(日)の午前9時15分から最終ラウンドを行う。

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36ホールを終えた時点で上平栄道が通算15アンダーで単独首位に立ち、ツアー初勝利に王手。2打差の2位タイに池田勇太のほか、キム・キョンテH.W.リュー(ともに韓国)、呉阿順(中国)。12アンダーの単独6位に小田孔明がつけている。

石川遼は通算8アンダー、藤本佳則らと同じく27位タイでトップからは7打差で最終日を迎える。

<雷雲が停滞しバーディ合戦も停戦>

午前7時20分に降り始めた小雨は10分後には本降りの雨へ。そしてそのタイミングに合わせたようにコース上空に雷雲が接近してきた。8時35分のトップ組でスタート予定だった兼本貴司は、キャディバッグにビニールのカバーをつけてドライビングレンジに向かおうとしていた。するとスタッフから「1時間送らせます」とスタート順延の知らせを受けた。

スタート時間の変更は、9時35分、10時35分、11時35分と1時間ずつ変更になり、最後は12時5分とアナウンスされたが、11時5分の時点で雷雲がコースから離れる気配がないために中止となった。ゲート開門前ということで、ギャラリーは専用の駐車場や駅で待機していたため、コースにたどり着く観客はいなかった。従って、用意されていたギャラリープラザの弁当などは、全く売れず、ボランティアの方々も選手同様肩を落とした。

最も残念がったのは主催者のトーシン、石田信文氏だったかもしれない。今大会は開催前から好スコアが出るということで、予選カットラインの記録や最多アンダーパーの記録が誕生するのではと言われていた。現に、大会2日目には尾崎将司がツアー史上初のエージシュート達成なるかという展開に、会場は大いに沸いていた。

大会が3日間54ホールに短縮されたことで、4日間でのツアー記録樹立の可能性が消えた。石田氏は「雷だけはしょうがないよね、正直72ホールは成立させたかったけど・・・。こうなったら、明日、誰か13アンダーとか出してくれないかな」と、一昨年、石川遼が「中日クラウンズ」でマークした「58」や、03年には倉本昌弘も「アコムインターナショナル」で記録した18ホールでの12アンダーという記録更新に期待した。

この日の中止で、尾崎将司(1996年「ゴルフ日本シリーズJTカップ」)とブラント・ジョーブ(1995年「三菱ギャラントーナメント」)が持つ通算26アンダーという72ホールでの最多アンダーパー記録更新がなくなったが、片山晋呉が持つ54ホールで通算18アンダー(2004年、06年「中日クラウンズ」)という記録更新の可能性は残されている。

関連リンク

2012年 TOSHIN GOLF TOURNAMENT IN 涼仙



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