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小林と小泉が首位発進! 石川遼は悪夢の幕開け

国内男子ツアーの今季メジャー第2戦「日本ゴルフツアー選手権 Citibank Cup Shishido Hills」が6月2日(木)、茨城県の宍戸ヒルズカントリークラブで開幕した。難度の高いメジャーセッティングを前に全体的に伸び悩み、この日アンダーパーは僅かに3人。2アンダーの首位タイに、小泉洋人小林正則が並び立った。

1アンダーの単独3位に山下和宏、イーブンパーの4位タイに近藤共弘ら7人が並ぶ混戦模様。大会連覇がかかる宮本勝昌は7オーバーの77位タイ。石川遼は14番パー4で8打を叩くなど大荒れの内容となり、国内外を含め、プロ転向後の自己ワーストスコア&ストローク数となる12オーバーの「83」。119位タイと大きく出遅れる滑り出しとなった。

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<今季2勝目、メジャー初タイトルを狙う小林正則は後半猛攻>

2週前の「とおとうみ浜松オープン」で石川遼とのプレーオフを制し、悲願のツアー初優勝をマークした小林正則が後半の猛チャージでリーダーズボードを駆け上がった。11番までに3つボギーを叩いていたが、続く4メートルを沈めた12番から怒涛の4連続バーディ。この日の最難関、17番では第2打を7番アイアンでピンそば1メートルにつけ、5つめのバーディを奪った。初勝利から10日以上が過ぎても「本当にまだ半信半疑」と笑うが「間違いなく自信にはなった」と精神的にも良い状態。「もちろんもう一回、欲を出して優勝争いしたい。できれば勝ちたい」と充実感たっぷりに語った。

<大会初出場の小泉洋人もトップタイに>

今週も初勝利を狙う中堅選手が元気だ。小林と並んでトップタイにつけたのは36歳の小泉洋人。前半を3バーディ、1ボギーと2つスコアを伸ばして折り返すと、後半は17番でバーディ。18番ではティショットを右に大きく曲げてOBとしたが、打ち直しの第3打からナイスボギーを奪った。アンダーパーの選手がわずか3人という難易度の高いセッティングにも「ピンチらしいピンチは無かった。バーディ合戦よりは、自分には向いていると思う」と手応えを感じる。昨季のチャレンジツアー「五浦庭園JGTOチャレンジII」で優勝。河井博大が勝った「日本プロ」に続き、今季のメジャーは2戦目も、無欲の先に栄光が待ち受けているのか。

<石川遼は“自己最悪”のスタート>

今季初優勝、そして自身のメジャー初優勝を狙う石川が、初日から大きく、大きくつまずいた。前半に2つスコアを落として迎えた後半、14番でティショットを左にOBとしたのをきっかけに「8打」の大たたき。その後17番では第2打を池に入れトリプルボギーとするなど、インの9ホールは自己ワーストの「45」。18ホール「83」もプロ転向後、国内ツアーではワーストと、予選通過が厳しい位置で第1ラウンドを終了。「国内メジャーの初日に、こういうスタートはしたくなかったのが正直なところ。悔しいです」と言葉を絞り出した。

関連リンク

2011年 日本ゴルフツアー選手権 Citibank Cup Shishido Hills



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