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石川遼

遼、プロ転向後ワーストの「83」。2戦連続予選落ち危機

今季の国内男子メジャー第2戦「日本ゴルフツアー選手権 Citibank Cup Shishido Hills」は2日(木)、茨城県の宍戸カントリークラブで開幕。今季初勝利を狙う石川遼は初日「83」と崩れ、12オーバーの119位タイと大きく出遅れた。

雨に打たれながらのスタートとなった大会初日の午後。両サイドの深いラフなど厳しいセッティングに苦しむ選手が続出する中、メジャー初優勝を狙う石川もまた例外ではなかった。3パットした前半2番(パー5)、4番でボギーを先行させる。6番(パー5)でバーディを取り返すが、折り返しの9番で2メートル弱のパーパットを外し、2つスコアを落として後半に突入した。

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しかしインに入ってもチャンスを作れず、13番(パー3)ではグリーン右手前のラフからアプローチをミスしてまたしてもボギー。そして表情が一層曇ったのは14番だった。

ドライバーでのティショットを左へ曲げると、痛恨のOB。打ち直しの第3打も左に曲げた。ラフからの第4打はアドレスの際、右後方の木に十分なバックスイングを遮られ、約10ヤード弱、前に進んだだけ。結局6オン、2パットの「8打」。ダブルパーで大きく後退した。

その後も「集中力を切らさないように努力した」と話したが、歯止めがきかない。15番でも第1打を左のホールまで曲げてボギー。17番では右ラフから第2打をグリーン手前の池に入れトリプルボギー。最終18番も2メートルのボギーパットを沈めるのがやっと。後半ハーフは「45」の大たたきだった。

「83」は国内ツアーにおいて2008年のプロ転向後ワースト記録(アマチュア時代を含めると2番目)。海外を含めても昨年の米国ツアー「トランジションズ選手権」初日と並んでワーストタイ。第1ラウンドのスコアとしては最悪だ。

悔やまれるのはやはり14番。「ティショットがもともと難しいホールではあるが、そこでドライバーを振りきれなかった。抑えていこうというのがあった分、球が曲がった。ボールは曲げたくないと思うほど曲がってしまうもの」。踏ん張りどころで積極性を欠き、下半身が連動しないスイングの悪い癖が出たことに唇をかんだ。

1928年の「日本オープン」で浅見緑蔵が樹立したメジャー史上最年少優勝記録(19歳9カ月7日)の更新どころか、決勝ラウンド進出が極めて難しい状況に追い込まれた。カットラインの60位タイ以内(この日は51位タイ)とは7打差。「予選通過さえすれば、いくらでも上位に行ける。まずはそこを目指したい」。努めて明るく、必死に上げた顔に笑顔は無かった。

【国内男子ツアーにおける石川遼の18ホールでのワーストスコア】
「86」…2007年「ブリヂストンオープン」2R
「83」…2011年「日本ゴルフツアー選手権 Citibank Cup Shishido Hills」1R
「82」…2008年「サン・クロレラクラシック」3R
「80」…2007年「コカ・コーラ東海クラシック」FR、2009年「三菱ダイヤモンドカップゴルフ」2R

※2007年当時はアマチュア

2011年 日本ゴルフツアー選手権 Citibank Cup Shishido Hills



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