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2003年 全英オープン
期間:07/17〜07/20 場所:ロイヤルセントジョージスGC(イングランド)

10年前の再来!? G.ノーマンが2位スタート!!タイガー、そして日本勢は波乱の幕開けとなった

第132回「全英オープン」が、イングランドの南東部ロイヤル・セントジョージスで開幕した。このコースで開催されるのは、1993年大会以来10年ぶりとなる。初日は朝のうち雨が降っていたが、午前中には収まり午後になると今度は風が強くなってきた。そして、風の影響なのか、コースが難しいからなのか進行が遅れ、2組がホールアウトできず日没サスペンデッドになった。

初日アンダーパーをマークしたのは5人だけ。首位に立ったのは、6時30分のトップでスタートした南アフリカのヘンニー・オットーだった。7番から13番ホールまでの中盤に、5つのバーディを奪ったオットーが、3アンダーでホールアウト。この時点では、その後スタートする選手たちも、好スコアを叩き出すと思われたが、オットーを上回る選手は現れなかった。

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そして1打差の2アンダー2位には、グレッグ・ノーマンデービス・ラブIIIの2人が並んでいる。ノーマンは前回1993年にこのコースで快勝しているが、4番パー5でイーグルを奪うなど、10年前の強さを再現するようなゴルフだった。

さらに1打差の1アンダーには、スウェーデンのフレデリック・ヤコブセンと韓国のS.K.ホがつけている。日本ツアーで活躍するホが、世界を相手に5バーディ、4ボギーの好スタートを切った。欧州ツアーで闘うヤコブセンは、4月の「アルガーブオープン・デ・ポルトガル」でシーズン2勝目を挙げるなど、好調を維持している。

また、イーブンパーの6位タイには、フレッド・カプルストム・ワトソンなど7人が並んでいる。全米オープン以来大きな大会で注目を集めるワトソンが、この大会でも旋風を巻き起こしている。16番ホールを終えて3アンダー首位に立ったが、17番でダブルボギー、最終18番でもボギーを叩き、イーブンパーまで戻してしまったが好位置につけた。

そして注目のタイガー・ウッズだが、1番ホールでトリプルボギーを叩く苦しいスタート。12番からは3連続ボギーを叩き4オーバーまで崩してしまった。そのまま崩れるかと思われたが、15、16番で連続バーディを奪い2オーバー、暫定19位に止まっている。

8名が出場している日本勢は、1オーバーでラウンドした友利勝良佐藤信人が、暫定13位に入ったが、他の6名は大きく出遅れている。昨年5位に入った丸山茂樹は、連覇を狙う南アフリカのE.エルス、今シーズン米ツアーの「ワコビア選手権」で優勝しているデビッド・トムズとラウンドした。エルスはバーディなしの7ボギー、丸山はダブルボギーが3つなど、こちらもノーバーディで12オーバーと大きく出遅れてしまった。

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