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三塚優子が初メジャー制覇!ツアー4勝目

千葉県のキングフィールズGCで開催されている、国内女子ツアーの今季第18戦で、公式戦(メジャー)第2戦となる「日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯」の最終日。通算3アンダー2位タイからスタートした三塚優子が、3ストローク伸ばして通算6アンダー。2位に1打差をつけて自身初のメジャー大会を制覇。2009年開幕戦以来のツアー通算4勝目を果たした。

通算5アンダー単独2位は中国のフォン・シャンシャン。終盤の17番、18番と上がり2ホールで連続バーディを奪うなど、最終日のベストスコア「68」をマークし、三塚に迫ったがわずかに1打たりず今季2勝目とはならなかった。

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最終日を2位と3打差の単独首位で迎えた横峯さくらは、ボギーが先行する苦しい展開。17番パー5、最終18番と2連続バーディを奪ったが、それまでに6つのボギーをたたき通算2アンダーの単独3位に終わった。

通算1アンダー単独4位に韓国の黄アルム、通算イーブンパーの単独5位がジャン・ウンビ(韓国)、そして通算1オーバー6位に服部真夕不動裕理の2人。通算2オーバー8位タイに森田理香子福嶋晃子全美貞(韓国)が並んだ。大会連覇を狙った藤田は、通算4オーバーの12位タイと順位を落して4日間の戦いを終えた。

<三塚がメジャー初制覇!>
横峯に3打差をつけられた3日目の時点で「これまで逆転で勝ったことは無かったし、私の勝ちは無いと思っていた」と振り返る三塚。この無欲な気持ちが、「大きなプレッシャーもまったく無かったし、伸び伸びと自分のゴルフに集中できた」と逆転勝利を呼び込んだ。9番で単独首位に立つと、15番で1mを沈めるバーディで通算6アンダーとし、2位に3打差のリード。「優勝を意識し始めた」という17番(パー5)では、ラフからの2打目を池方向に曲げるも「池まで10センチなかった」とギリギリセーフ。最終18番も左ラフからグリーンに運び、いずれのピンチもパーで凌ぎ切った。「今回はパワーヒッターでなければ攻略できないと思っていた。自分の持ち味をフルに活かせたからこそ勝てたと思う」。深いラフと狭く絞られたメジャーセッティングをパワーで捻じ伏せ、嬉しいメジャー初タイトルと3年シードを獲得した。

<さくらはラフに屈して3位に後退>
この3日間で唯一アンダーパーを重ねてきた横峯だが、最終日にメジャーの舞台が横峯に牙をむいた。快進撃を支えてきたショットに微妙な狂いが生まれ、「本当にあともう少し、というショットが多かった」と、ボールはセミラフからほんの数メートルの深いラフへと入り込む。4番、9番とティショットをラフに打ち込んでボギーを叩き首位から陥落すると、11番から痛恨の3連続ボギー。いずれもティショットをラフに打ち込んでのボギーに、「完璧なショットを求められていることは分かっていましたが・・・」と肩を落とした。それでも2連続バーディフィニッシュにより単独3位はキープ。賞金ランキング2位に浮上し、「これをバネに頑張りたい」と前を向いた。

<フォン・シャシャンが惜しくも1打差の2位>
首位を5打差で追うフォン・シャンシャンが、7バーディ、3ボギーの「68」をマーク。この日のベストスコアをマークし、自身初出場となる日本のメジャーで単独2位と健闘を見せた。「いける!」と思ったという、序盤4ホールで3バーディを奪うロケットスタート。その後はボギーを叩き失速したが、17番(パー5)、さらに最終18番で2mを沈めて連続バーディフィニッシュとし、首位に肉薄した。米国ツアーを主戦場とし、今季は14試合の出場で賞金ランキング35位。日本最高峰の舞台でも、その実力を存分に発揮した。次戦は2週間後の「ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープンゴルフトーナメント」への出場を予定している。

関連リンク

2011年 日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯



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