リー・ウェストウッドの戦績&プロフィール
2011年 タイランドゴルフ選手権
期間:12/15〜12/18 場所:アマタスプリングCC(タイ)
L.ウェストウッドがツアータイ記録で首位!石川遼は16位タイ
◇アジアンツアー◇タイランドゴルフ選手権◇アマタスプリングCC(タイ)◇7453ヤード(パー72)◇晴れ
アジアンツアーの今季最終戦「タイランドゴルフ選手権」が、タイのバンコク郊外にあるアマタスプリングCCで開幕。その初日にイングランドのリー・ウェストウッドが12アンダー「60」のアジアンツアーの最少ストロークタイ記録をマークして単独首位に立った。
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2番パー5でのイーグルを含み、スタートから5ホールで6アンダーをマークしたウェストウッドは、前半を7アンダーの「29」で折り返し、後半も5つのバーディを積み重ねた。首位と5打差の7アンダーをマークしたジョン・デーリー(アメリカ)が単独2位。4アンダーのグレゴリー・ボウディ(フランス)と地元タイ出身のタワン・ウィラチャンの2人が3位タイに並んだ。
今大会日本から11名が出場しているが、その最上位は3アンダー5位タイの市原弘大。次いで2アンダーの石川遼が16位タイで続いている。さらに1アンダー27位タイには平塚哲二。イーブンパーの41位タイには久保谷健一がつけている。
<ウェストウッドがロケットスタート>
出だしから5番ホールまでに1イーグル、4バーディと圧巻のスタートを切ったウェストウッド。その後も7番で4.5メートルのバーディパットを沈め、前半を「29」で折り返した。後半も勢いは止まらず、11番(パー5)で2オンに成功し、3メートルのイーグルチャンスを逃してバーディとすると、ギャラリーからは拍手よりも、残念そうなため息が漏れるほど。さらに13番まで3連続バーディを決め、15番(パー5)でも2オン2パットのバーディ。そして最終18番4メートルを決めてバーディフィニッシュを飾ると、本人もただただ驚きの様子。丁寧にキャップを取ってギャラリーに“お辞儀”した。
自己ベストの12アンダー、「60」ストロークは、2008年にW.リャン(中国)がマークした記録に並ぶアジアンツアータイの数字。そしてアマタスプリングCCのコースレコードも樹立した。「すごく良いスタートを切れたからね。ショットも良かったけれど、なにせパットが良くなってくれた」と会心の笑み。「(キャディの)ビリーが、2週間前に出した62のラウンド(南アフリカで行われたネッドバンク・ゴルフチャレンジの3R)が今までで一番良かったって言ってたんだけど、今日はそれ以上のプレーだって」。前日にはセルヒオ・ガルシア(スペイン)と談笑し、トリッキーなコースを警戒していたというが、ティショットで確実にフェアウェイをとらえ続けたことが、爆発的なスコアに繋がった。
タイガー・ウッズが、世界ランク1位から陥落した後、その座についたウェストウッド(現在はランキング3位)は欧米だけでなくアジアでの試合に積極的に出場を続けている。「アジアのコースは僕に合っていると思うんだ。たくさんのギャラリーの前でプレーするのは楽しいし、暖かいところでプレーするのが好きだからね」。2位のジョン・デーリーには5打差をつけるロケットスタート。「まだまだ先は長いよ」と話した表情にも、十分に余裕が浮かんだ。
<主な上位選手の成績>
1 -12 L.ウェストウッド
2 -7 J.デーリー
3 -4 G.ボウディ、T.ウィラチャン
5 -3 C.シュワルツェル、市原弘大 ほか
16 -2 石川遼、T.ジェイディ ほか
27 -1 平塚哲二、D.クラーク、J.M.シン ほか
41 0 久保谷健一、F.ミノザ ほか
58 +1 丸山大輔、片岡大育 ほか