2011 全米女子オープン特集
2011年 全米女子オープン
期間:07/07〜07/10 場所:ブロードムーア East Course(コロラド州)
藍、悔しさを晴らし初のメジャータイトルへ
海外女子メジャー第3戦「全米女子オープン」は7日(木)から4日間、米コロラド州のブロードムーア(イーストコース)にて開催される。開幕前日の6(水)は日中の雷雨のため練習ラウンドを中止する選手が続出したが、宮里藍もその例外ではなかった。
キャディのミックの助言でこの日は午後のコースを回った宮里は、6ホール目の途中で雨が強くなりラウンドをキャンセル。それでも「風が強かったから、いい練習になった」と前向きにとらえて大一番に突入する。
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警戒するのは両サイドの深いラフ。「ティショットがキーになると思う。しっかりフェアウェイに乗せれば、グリーンを捕らえることもできるが、ラフだと状況によっては100ヤードくらいしか出せないかもしれない。その辺はコースマネジメントをしっかりして、どこに打って行くかということをきちんと決めたい」と、いつも以上の“頭脳戦”も覚悟している。
先月のメジャー「ウェグマンズLPGAチャンピオンシップ」では無念の予選落ち。その後は「友達とご飯にいったり、あとは普通に遊びにいったり、掃除したり(笑)」とゴルフとは違う日常生活を普段通り過ごすことでリフレッシュ。同大会前には左ひざ痛のため、開幕前日の練習ラウンドを急遽取りやめるアクシデントもあったが「ひざも良くなって、先週はいい練習もできた」と体調面での不安は無い。
カリー・ウェブ(オーストラリア)、クリスティ・カーといった名手たちとの予選ラウンドも「いいペアリングだと思うし、いい緊張感で周れると思う」と気持ちを高ぶらせる。「自分のやるべきことをしっかりやるだけ。ほんとにシンプルに」と静かに、淡々と集中力を高めた。