宮里藍のスイングをスーパースローで見る
2011年 全米女子オープン
期間:07/07〜07/10 場所:ブロードムーア East Course(コロラド州)
宮里藍は暫定7位に後退「何事も経験です」
第3ラウンドの未消化ホールと合わせて行われた「全米女子オープン」最終日。宮里藍は第3ラウンドを首位に2打差の6位タイで終え、その後の最終ラウンドでは13番ホールを終えた時点で日没サスペンデッド。残り5ホールを明朝8時から再開することが決定した。
最終ラウンドのスタートの1番で、ピン手前5mを沈めてバーディ発進とした宮里だったが、5番パー4でアプローチをミスしてボギーとし、続く6番、ピンまで約10mにオンすると、雷雨による一時中断を強いられた。再開後この10mを3パットし再びボギー。「今日はピン位置も難しかったですね。グリーンは柔らかかったけど、スピードは速くて。フィーリングのずれで、オーバー目に打ってしまうことが多かったですね」と天候の影響で変化するグリーンに苦戦した。しかし、8番、9番と約2mのパットを確実に決めてバーディを奪い返し、前半を折り返す。
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だが、後半11番、セカンドをピン奥約4mにつけるも、そこから3パットのボギー。続く12番ではアプローチがピンに寄らずボギー、13番も再び3パットし3連続ボギーを喫して失速。通算3オーバーは首位に6打差、暫定7位タイに後退した。
「最終組を経験できたのは良かったと思います。第3ラウンドは今まで感じたことがないプレッシャーを感じましたし、その緊張感は楽しくもあった。またメジャーで優勝争いにからめるかもしれないという期待、気持ちはこういうものかと思いました。何事も経験です」。泣いても笑っても残り5ホール、このサスペンデッドが好転となるか。宮里の言う経験値を1つでも上げるために、自身、納得のできるポジションでのフィニッシュに期待したい。