2011/06/24国内男子

【GDO EYE】全英の予行練習!?キム・キョンテが2位タイに浮上

国内男子ツアー「~全英への道~ミズノオープン」の2日目、2アンダー30位タイからスタートした昨年の賞金王キム・キョンテ(韓国)が、首位と2打差の通算6アンダー2位タイに浮上してきた。 全米オープンを4日間戦い、石川遼と同じ30位タイで終えた。そして火曜日に日本に到着し、水曜日はプロアマ戦をキャンセルしてコースで軽い調整を行った。「水曜の夜は8時30分に寝て、朝6時までしっかりと眠れた。でも昨日は3時30分に目が覚めてしまって」と話すキョンテは、この日前半に4バーディを奪うが、後半は全てパープレーで終了。 「今日、前半は大丈夫でしたが、後半に入って疲れも出てきました」と、長旅の疲れが残っているこ...
2011/06/23国内男子

【GDO EYE】ホストプロの面目躍如!小林正則が10位タイにつける

国内男子ツアー「~全英への道~ミズノオープン」には、ミズノ所属のプロや用品契約を結ぶ選手たちがホストプロとして、大会の盛り上げ役も担っている。そして、今大会の予選2日間でもっとも注目される石川遼と同組でラウンドすることになったのが、今季「とおとうみ浜松オープン」でツアー初優勝を果たした小林正則だった。 数多くいるホストプロの中で今季優勝しているのが小林ただ1人ということ。そして、石川とは優勝した試合でプレーオフを戦った2人ということで、注目度は高い。前日、ペアリングに関して「もうカンベンしてくださいよ!自分をもっと悪者にしようとしているんですか」と冗談半分に話す。しかし小林としては、まんざら...
2011/06/25国内男子

【GDO EYE】石川遼VSキム・キョンテ、8度目の対決へ!

国内男子ツアー「~全英への道~ミズノオープン」の最終日は、通算10アンダーの首位で並んだキム・キョンテ(韓国)とベ・サンムン(韓国)の2人と、通算8アンダー3位タイに浮上した石川遼の3人が最終組でラウンドすることになった。 石川とキョンテが同組でラウンドするのは、これが8回目。初対戦は2009年の「ANAオープン」第3ラウンドで、その日はキョンテが3アンダーをマークしたのに対し、石川は2オーバーのラウンドだった。 そして、昨年は6度の対戦があり、「セガサミーカップ」と「ANAオープン」では予選ラウンドが同組となり、ANAの第1ラウンドで石川が2アンダーをマークし、キョンテが1オーバーのラウン...
2011/06/25アマ・その他

【GDO EYE】比嘉真美子、得たものは「トップで争える自信」

2011年の「日本女子アマチュアゴルフ選手権競技」に出場した比嘉真美子が、5回目の出場にして悲願のアマチュアタイトルを獲得した。前日には、過去の同大会で優勝を飾っている、宮里美香、酒井美紀ら先輩選手から応援のメールをもらい、「勝てると思った時が一番危ないから、きっちり36Hまで戦うつもりで頑張って!」と励まされ、比嘉にとって大きな力になったと言う。 比嘉は、2009年の大会で綾田紘子に敗れ、2010年はその年の勝者である酒井美紀に敗れて、いずれも“ベスト16”で悔し涙を呑んでいる。その悔しさをバネにナショナルチームでの練習や自身の訓練でこの1年間鍛えてきた。そして5年目となる今年、そのタイト...
2010/07/25国内男子

【GDO EYE】「打倒、遼くんだね!」小山内護、涙の復活劇

「信じられないですよ、ぶっちゃけ」。昨年5月に左ひじを痛め、98年から守り続けてきたシード権を喪失。昨年末の最終予選会も上位に届かず、今シーズンのツアー出場権を失っている小山内護(40)が、今季初出場の「セガサミーカップ」で4年ぶりの優勝を手にした。 今週はマンデートーナメントを突破しての出場権獲得。マンデーを勝ち抜いて優勝したのは、2004年に井上信が記録して以来6年ぶり5人目。さらにシーズン初出場での勝利者は、ツアー史上初めての出来事だ。 「今年初めての試合で優勝できるとは思っていませんでした」という言葉とともに溢れ出た涙が、これまでの苦労を物語っていた。今年はチャレンジツアーが主戦場。...
2010/04/18国内男子

【GDO EYE】賞金王に向けた次なる一歩

2010年の開幕戦「東建ホームメイトカップ」を制したのは、三つ巴のプレーオフを制した小田孔明。1973年のツアー制度施行後では3人目という開幕戦連覇で花を添え、今年も最高のスタートダッシュを切った。 昨年に続き、今年も掲げる目標はズバリ賞金王。昨シーズンは石川遼と池田勇太という新世代のスター2人に阻まれたが、今シーズンももちろん、頂点を狙うには避けて通れない2人だ。その現状を投影するかのように、今週の予選ラウンドは石川・池田と同組に。ある意味、最も神経を使ったであろう予選ラウンドを首位に5打差で乗り切り、見事に2人を打ち破った。 昨年も開幕戦を制したが、その後は石川と池田に主役の座を奪われた。...
2010/04/16国内男子

【GDO EYE】“選手会長”の肩書きが取れた、宮本勝昌の真の価値

2008年から2年間に渡り、ジャパンゴルフツアー選手会の会長を務めた宮本勝昌。今年は深堀圭一郎にバトンタッチし、選手会長という肩書が外れて迎える2010年シーズン。その開幕戦「東建ホームメイトカップ」2日目を終え、通算3アンダーで首位に並ぶ活躍を見せている。 選手会長を退任した今でも、数人の若手選手から「会長」と呼ばれ続けているという。「なにか、あだ名みたいになっちゃってる」と苦笑するが、それだけの信頼を今なお受けているという証拠だろう。実際、近年の男子ツアーの人気復興には、宮本の働きを評価する声が多いのも事実だ。 選手会長は、理事会への出席や選手の取りまとめなど、プロゴルファーとしての仕事に...
2010/04/10記録

【GDO EYE】マナセロ、記録更新を続ける驚異の16歳

今年の第74回「マスターズ」で新たな記録が誕生した。今大会に、09年全英アマチャンピオンの資格で出場しているイタリアのマテオ・マナセロは、1993年4月19日生まれの16歳。これは、「マスターズ」史上最年少(*1)での出場となる。 (*1)1952年のトミー・ジェイコブス(17歳2ヶ月)を抜く記録 マナセロが09年の全英アマで優勝した時も、124年の歴史を塗り替える史上最年少記録を更新。その資格で出場した同年ターンベリーで開催された「全英オープン」では12位タイに入る活躍を見せ、周囲を驚かせた。 そして今年の「マスターズ」。初日を「71」で終えたマナセロは、2日目に1バーディ5ボギーとスコア...
2009/09/14アマ・その他

【GDO EYE】予想を超えた“韓国スタイル”の難しさ

石川遼と矢野東がスポット参戦していた「韓国オープン」が閉幕した。開幕前はロリー・マキロイやダニー・リーといった、ポスト・タイガーの座を狙う次代のスター候補たちの競演が大きな話題となっていたが、大会を終えて最も心に残ったのは、これまで未知の世界だった“韓国ツアー”へのイメージが大きく変わったことだった。 それは、予想を超える難度の高さ。フェアウェイの左右は大会用に狭く絞られた上、幅広いファーストカットはセミラフ並みの芝の長さ。今週、石川はこのセミラフからセカンド以降を打つことが多かったが、「ボールのスピン量が減って、下り面にボールが落ちると止まらないことが多かった」と話す。そして、特徴的だった...
2009/09/06国内男子

【GDO EYE】“日本のT.ウッズ”“総合的に強い”選手からも賛辞が続々

「フジサンケイクラシック」を制したのは、今季3勝目を飾った石川遼。2位に5打差をつける通算12アンダーの圧勝、4日間すべてでアンダーパーを記録したのは石川だけと、ワンランク上の安定性の高さ・強さを存分に見せ付ける結果となった。その強さには、他のプレーヤーも賛辞を送るしかないようだ。 昨年の「キヤノンオープン」以来の同組となる決勝ラウンド2日間を共にした武藤俊憲は、「成長していますよね。うまく自分で間を作ること、自分の時間を使って自分をコントロールできるようになっている」と舌を巻く。同じく最終組をラウンドした久保谷健一も、「遼くんくらいのショットが打てれば、僕もいつでも(優勝まで)いけますよ」と...
2009/09/18国内男子

【GDOEYE】矢野東「石川遼対策本気で考えなきゃ!」

国内男子ツアー「ANAオープンゴルフトーナメント」の予選ラウンド2日間、石川遼と同じ組でラウンドしたのは、昨年の賞金ランキング2位の矢野東と、同4位の谷原秀人の2人。初日に6アンダーをマークし首位タイの好発進を見せた矢野は、2日目は1ストロークしか伸ばせず7アンダーの3位タイに後退してしまった。 「今日は集中力が切れちゃいました・・・」。矢野は前半から得意のパッティングが決まらずイライラモード。そこに、石川のプレーを観戦に訪れた多くのギャラリーの動きが視界に入り、イライラに拍車がかかってしまった。「プレーに入ります!」キャディが声をかけても、自分のことではないとばかりに次のホールへと急ぐギャラ...
2009/09/05国内男子

【GDO EYE】早熟の17歳が直面する“贅沢な”悩み

石川遼が2位に2打差の単独首位で迎える展開となった、国内男子ツアー「フジサンケイクラシック」。3日目はイーグルあり、5バーディ奪取とギャラリーを大いに沸かせるプレーを見せたが、「前半から気持ちの持ち方に苦労した」と告白する。 その苦労とは、首位に立っている者ならではの内容。「攻めればいいのか、守ればいいのか、判断が難しいところだった」。心に迷いが生じている中でも、前半を終えて2位に4打差の独走態勢に。「ゴルフの内容は良かったけど、どういう風な気持ちでプレーすればよいのか、難しく考えてしまった」。スコアとは裏腹に、石川の迷いは、ますます深みを増していった。 首位で迎えた最終日なら、目標は「優勝」...
2010/06/27国内男子

【GDO EYE】薗田峻輔、プロ転向後5試合目での初勝利

「~全英への道~ミズノオープンよみうりクラシック」初日、薗田峻輔はカート・バーンズ(オーストラリア)と同組となり、10番ホールからひっそりと大会をスタートさせた。 「うまいなぁ。もう今年1000万円弱稼いじゃってるのか。楽勝じゃん」。薗田が楽勝と羨ましがっていたのは、大会の優先出場順位であるリランキングリストで、バーンズが1位に居たから。シードを持っていない選手の国内ツアー出場権は、第9戦の「The Championship by LEXUS」までは前年度のファイナルQTの順位で決定されるが、その翌週にはリランキングと呼ばれる当該年度の獲得賞金で再順位付けが行われる。 前年のファイナルQT2...
2010/03/29マスターズ

【GDO EYE】遼、フェードを武器に2度目のマスターズへ挑む!

昨年初出場した「マスターズ」で石川遼が心に強く刻み込んでいるホールが、16番パー3。予選通過を目指していた大会2日目、グリーン右手前に切られたピンを果敢に狙った石川だったが、手前のバンカーに掴まりダブルボギー。「あの位置に切られたピンを狙っていく技術が僕には無かった」と唇を噛んだ。 あれから1年。「マスターズ」での雪辱を期して練習してきたことの一つに、“アイアンでフェードを打つ”という課題がある。石川が尊敬するジャンボ尾崎に「持ち球はドローでもいいけど、フェードも打てないとダメだぞ」と言われた事も、その取り組みに拍車を掛けた。 「ドローだと飛んだ時に飛び過ぎてしまうことがあるし、セミラフからだ...
2009/08/17全米プロゴルフ選手権

【GDO EYE】“完全アウェイ”のヤン、日本ではどう映る?

「全米プロゴルフ選手権」最終日は、まさかの結末が待ち受けていた。過去、タイガーがメジャーで挙げた14の通算勝利は、すべて首位で最終日を迎えていたもの。そして今年も、2位に2打差の単独首位で最終日をスタート。誰もが、タイガーの勝利を信じて疑わなかったはずだ。 その神話を打ち砕いたのが、日本ツアーでも活躍していた韓国のY.E.ヤンだ。日本では馴染み深い名前だが、今季のPGAツアーで1勝(ザ・ホンダクラシック)を挙げているとはいえ、アメリカでの知名度はまだまだ低いはず。最終組を回った2人に対し、かかる声援は9.5割がタイガー、0.5割がヤン。つまりは、完全アウェイ。その中でビッグタイトルを掴み取っ...
2009/07/20全英オープン

【GDO EYE】トム・ワトソン、歴史に刻まれた新たなストーリー

「全英オープン」最終日、トム・ワトソンは59歳での史上最年長メジャー優勝まで、ほんのあと僅かまで迫って見せた。「Old fogey almost did it(時代遅れがほぼやり遂げた)」。ワトソンは、この日の戦いを自らそう形容した。 ワトソンがターンベリーで見せてくれたのは、パーを拾うことの大切さ。パーオンしなくても、バンカーやグリーンサイドからアプローチを寄せていく。パーパットを沈めると、スコットランドのギャラリーは大歓声を挙げてワトソンを褒め称えた。 6度目のクラレットジャグを掲げる瞬間は目の前まで来ていたが、それはするりとすり抜けた。最終ホールをボギーとし、通算2アンダーで並んだシン...
2009/07/25国内男子

【GDO EYE】フェアウェイに乗せる方が、パターより易しいですよ

「長嶋茂雄 INVITATIONAL セガサミーカップゴルフトーナメント」最終日を単独首位で迎えるのは、47歳のベテラン、井戸木鴻樹だ。身長167センチと小柄な体躯。やはりパワー不足は否めず、ドライバーの飛距離ではハンデを負う身だ。その中で、井戸木の最大の武器は正確無比なドライバーショット。フェアウェイキープ率では、2002年と2003年、さらに2005年から3年連続で1位に輝く、日本ツアー屈指のスインガーだ。 今週もフェアウェイを外したのは、2日目が1度、3日目が2度と驚きの数字。不調が続いていたパターも復調の兆しを見せ始め、3日間を通して1ボギーと安定したプレーの礎となっている。その井戸...
2009/07/24国内男子

【GDO EYE】久々にツアーに復帰した人気者

コミカルな動きや明るいキャラクターで人気を博す、国内男子ツアーきってのエンターテイナー、すし石垣が、開幕戦以来久々にツアーの舞台に戻ってきた。「実は、ずっと前から痛かった」という右ひじの故障。もはやゴルフを満足にできない状態となり、5月に手術を決意。3時間に渡る内視鏡手術を行い、その後リハビリを続けてきた。 復帰戦は通算1アンダーの62位タイと、僅か1ストローク及ばずに予選落ち。残念な結果に終わったが、「良い感じですよ。入院して、考え方も変わりました。ゴルフができるだけで嬉しいですよね。ここは病院のベッドじゃないんだ、って」と、相変わらずの明るい調子で今週を振り返った。 ボールを本格的に打ち...
2009/07/23国内男子

【GDO EYE】59歳のワトソンに続け! 54歳の中嶋が好発進

「長嶋茂雄 INVITATIONAL セガサミーカップゴルフトーナメント」初日、54歳の中嶋常幸が、首位と1打差の4位タイ発進。この日は加瀬秀樹や井戸木鴻樹らベテラン勢の奮起が目立ったが、やはり一番の注目はこの人だろう。 ベテランの奮起といえば、今では真っ先に思い浮かぶのが、先週の「全英オープン」でプレーオフで惜敗した59歳のトム・ワトソン。報道陣に話題を振られた中嶋は、「見たよ、見たよ、テレビで。涙が出ちゃうくらい凄かったね」と、声のトーンを上げた。 「飛ぶということが1つ、それとスイングの正確さ。パットが良ければ、普通にレギュラーツアーで戦えるよね。あとはやっぱり凄いのは彼の経験だろうなあ...
2009/08/15全米プロゴルフ選手権

【GDO EYE】「全米プロ」で国内ツアーの賞金王争いに大変動!?

3度目の海外メジャー挑戦となる「全米プロゴルフ選手権」で、見事に自身初となる予選突破を果たした石川遼。タイガー・ウッズの独走など、強烈なインパクトのある見出しが躍る中、密かに日本ツアーの賞金王争いに影響しそうな事象も起きている。 国内男子のツアーメンバーであるブレンダン・ジョーンズが今大会に出場しており、タイガーに次ぐ2位タイで予選を突破。現在、海外獲得賞金を含んだ賞金ランキングにおいて3位につけるブレンダンが、多額の獲得賞金を手にする可能性が高いのだ。 優勝賞金は135万ドル(約12,800万円)と、日本ツアーの4~5倍の規模。10位でも約1,700万円を獲得できるなど、大会の規模と比例して...