2000/04/15国内女子

実力・米山みどりが首位に浮上

主催者発表の気温は15.4度。風が少し吹きスコアが伸び悩む2日目。後退する上位陣の中で踏みとどまった李五順、逆に1ストローク伸ばした米山みどりの2人が集団を抜け出して首位に並んだ。小林浩美、福嶋晃子のLPGA選手はスコアこそ落としたが順位は現状維持。明日の最終日にかける。 米山みどりは「迷いながらのラウンド」だったという。「1ショット1ショット、迷いと戦ってます。スタートしてすぐの2番でボギーだったんで波に乗りにくい感じでした。思ったよりもボールが右に行ってしまう。ピンが左に切ってあるのに、右に外してしまう・・」 7番で1メートルが入った。8番はヒッカケて10メートルも残してしまったが、大きく...
2000/04/14国内女子

充実(?)の上位陣。今週は激しいぞ

薄曇りの熊本で行われている再春館レディース。今年のネーミングは「火の国」、最終日まで熱い戦いを期待したい。初日にリードを見せたのは台湾の大器、黄玉珍。33・34の67をマークして単独首位に立った。4アンダーの李五順が2位につけている。日本勢も上位をしっかりと狙っている。首位と2打差に、実力の若手米山みどり。4位グループには、アメリカ帰りの福嶋晃子・小林浩美ら3人。 先週は距離感が合わなかったが、今週はピタリと合うようになった黄玉珍は7バーディ、2ボギーとした。「ショットが良かった。クラブはもう大丈夫」ダイキンオーキッドから替えたクラブがだんだん慣れてきた様子だ。この時期、普段は苦しめられる花粉...
2000/04/09国内女子

西田智慧子、6年ぶりのツアーV

快晴微風の最終日。しかし、もつれてしまった。ツアー2勝は目前かと思われた不動裕理がアウトでズルズル4ボギーと後退。一方初日の首位からいったん引いていた西田智慧子は序盤たたみかけてトーナメントリーダーに上がった。ここに久々のト阿玉、また10番13番と盛り返した不動がからんで激しい首位の奪い合いとなったが、しかし先にイーブンでホールアウトした西田に対して終盤ボギーの不動、ト阿玉は及ばず。西田は93年のサタケジャパン以来の6年ぶり、ツアー6勝目をかざった。実力はだれからも認められていた。しかしこの数年は眼前のチャンスを逸して2位に泣くことが多かった。ようやくのツアー優勝だ。 西田智慧子は後ろから2組...
2000/09/02国内女子

抜け出して平瀬真由美が単独リード

中野晶、平瀬真由美、不動裕理の初日トロイカは崩れて平瀬真由美一人が首位に立った。この日も3アンダーマークで6アンダー。 中野晶はスコアが伸ばせず。不動裕理は2打後退。代わって橋本愛子が67でホールアウトして単独2位に浮上してきた。福嶋晃子は調子が出ず73プレーの8位へ。 平瀬真由美はボギーなしのラウンド。もし勝てば去年のエリエール以来の勝利となる。「2位とすごく離れているわけではない。追いかける方もいい追いかけ方ができるんじゃないでしょうか。60台のスコアが簡単にでるんで、安心していられません。ボギーを叩いてもいいからバーディをたくさん取りたい」 「結婚してからの初勝利ということは特に意...
2000/08/27国内女子

小野香子、伸ばしてツアー2勝目

出だし早々の2番でボギーとした小野香子。たちまち村口史子に並ばれてしまったが、4番以降ぱったりバーディの来ない村口に対して、ボギーもダボも出したがバーディも6ホール、積極的なゴルフの小野の方がまさった。前日のコメント通りひたむきでガムシャラなプレーが2年ぶりの嬉しい勝利を呼び込んだ形だ。 最終日の小野香子は6バーディ、2ボギー、1ダボ。「6番7番の連続バーディで、もしかしたら今日、頑張れるかもしれない・・と思いました。14番(パー3)のOBは、もうダメかとも思いました・・」 14番では風を読み違え、ティショットに7Wを使ってOB。しかし半分諦めかけた16番パー3では村口がバンカー。このチャ...
2000/08/26国内女子

小野香子 首位浮上。村口・米山が追走

村口史子は手堅く伸ばして2位をキープ。春先の再春館以来、決して悪くはないのだが3勝目がこない米山みどりも3位に浮上。そしてトップに立ったのはこれも久しぶりの小野香子だ。一昨年の初勝利からなかなかチャンスに恵まれなかった小野だが、ようやくの機会到来。 小野香子は6バーディ、1ボギー。いいスコアが出た。「キャディさんがすごくライン読むのが上手で、私のタッチと合った。今日はほんとにパットのおかげです」 先々週、NEC軽井沢の練習ラウンドで岡本綾子と一緒にプレーした。「いろんアドバイスを受けました。それを練習していきたいと思ってます」 岡本綾子のリズムは練習ラウンドでも試合でもまったく変わらなか...
2000/08/25国内女子

首位 金愛淑。村口史子が好位置

昨年は産休直前の野呂奈津子が逃げ切り優勝を飾ったヨネックスレディス。今年は韓国の金愛淑が5アンダーで単独トップに立ったが、後続にはコースとの相性がいい村口史子がぴったりとつけている。昨年の初日もトップでスタートを切っていた。(結果は4位)3アンダー3位には中野晶・那須美根子・大城あかねら10人。 インからスタートした金愛淑は67をマーク。12、14番をバーディとして調子を出し17、1番ホールでは残りの6メートルをうまく読んできっちりとバーディ。今日は6バーディ、1ボギーで、満足の行く内容だった。 「暑かったので、あまり考えないようにプレーしたのが返って良かったのかもしれません」 このコース...
2000/08/20国内女子

プレーオフ制して安井純子 今季2勝

首位でスタートのと安井純子がボギー先行で伸び悩み、4アンダーまで後退。「女子オープン2位の惨めさを晴らしたい」と5アンダーまで伸ばした那須美根子は、しかし17番ボギーで沈没。二人のプレーオフはベテラン安井の掌中に帰した。安井純子は7月の東洋水産に続く今季2勝目。 「最終日はビシッとしよう!」と安井純子は考えていたという。「リズムが思った通りにならない。弾道も低くなったり、高くなったり。後半になってからは自分のリズムだけ考えてプレーしてたんですけど」 アウトは1バーディ、3ボギー。インに入ってからはボギーも止まったが、バーディも出なくなった。結局は1打上をいっていた那須美根子が一人芝居を演じ...
2000/08/19国内女子

上位後退。安井純子が単独首位へ浮上

女子ツアーではは珍しくないパターンだが、初日とはすっかり入れ変わり、貯金は帳消し、カードをシャッフルしたような上位の顔ぶれとなった。一気に首位に浮上したのはベテランと安井純子。インに入ってからバーディラッシュに突入し、9ホール中5ホールでバーディ。36-31、トータル6アンダーと単独首位に立った。7月の東洋水産に続く今季2勝目をうかがう。 2位に上がってきたのは懐かしの原田香里。またこのところお馴染みになった那須美根子も4アンダー69のプレーでトータルも4アンダー。2位タイに並んでいる。初日首位の袋井理代はまだイーブンプレーで頑張っているが、服部道子は13位グループへ、また不動裕理も11位タ...
2000/08/18国内女子

久々、服部道子が首位スタート

今週も国内競技は女子のみ。初日は雨で出来た水溜りが引かずに1時53分から2時42分までの一時中断があった。首位に立ったのは3アンダーの服部道子と袋井理代。1打差2位には小野香子・兵頭慧美・金愛淑の3人が並んでいる。先週の軽井沢NECで今季4勝目をあげた、注目株の不動裕理は塩谷育代・安井純子らベテランと6位タイとし、いい位置を確保している。 最近は上位に顔出しすることがなかった服部道子。3番ホールのアプローチが寄らずに3パットしてダボが先行したが、中断のおかげで流れを変えることに成功した。「ずっと調子が良くなかったんです。バタバタしているところに中断で一息入れられたので良かったですよ」 9番で今...
2000/08/13国内女子

強い!不動裕理、今季4勝目

やはりというべきだろうか。8年ぶりのツアー優勝を目指した平形ひろみは終盤15番からガラガラと崩れてしまった。この2日間の好プレーが信じられないような3連続ボギー。「ドレスアップ」をするつもりは無かっただろうが、しかし目標とした「普段着のラウンド」はできなかった。 首位が崩れたため、結果的に生き残ったのが不動裕理、そして天沼知恵子。一時は7アンダーまで伸ばした25歳の天沼も攻勢が終盤ピタリと止まり、15番、16番と連続ボギー。不動もまた15番で貯金をひとつ減らしての5アンダー。不動・天沼のプレーオフにもつれたが、こうなると実績と自信の不動裕理が圧倒的に強かった。結果論だが15番以降ボギー1つの...
2000/08/12国内女子

平形 首位キープ。具玉姫が肉薄中

風も穏やか、暑さもしのぎ易い2日目。プロ10年目、92年のKOSE JUNONオープンに続く2回目の勝利を目指して平形ひろみが頑張っている。ボギーなしの3バーディで貯金を増やし、トータル8アンダー。しかし怖い具玉姫がひたひたと迫っている。具はアウトは3連続バーディを含む32。インに入ってから追い足が止まったが、それでも首位に2打差の6アンダーだ。賞金女王路線に乗っている不動裕理もこの日3アンダープレーで3位タイにつけた。塩谷育代も好位置。 平形ひろみはノーボギー、3バーディ。「テレビのインタビューで言われて、ああノーボギーだったんだと気付いたくらい。あまり意識していませんでした。久しぶりの最...
2000/08/11国内女子

福嶋イーブン。首位は平形ひろみ

プロ10年目の平形ひろみが67をマーク。2位に2打差をつけて飛び出した。続くのは3アンダーの金萬壽・金沢鈴華・田尻美香。アマチュアの東妻 茜が2アンダー5位タイといい位置からスタートしている。先週調子のいいゴルフを見せた福嶋晃子は肥後かおり、塩谷育代らと共に、イーブンパー21位からとまずまず。今大会で過去に2勝をあげている入江由香は6オーバー99位と大きく出遅れた。 アウトからスタートした平形ひろみは1イーグル、4バーディ、1ボギー。上がりホールでは残りの128Yを9番アイアンでイーグルとし、気持ちの良く終われた。「18番はティショットもセカンドも今日の中で最高でした。スウィングを変えて5年く...
2000/07/30国内女子

中野崩れ、元載淑3年ぶりの勝利

出だし2番から3連続バーディと先制した韓国の元載淑(ウォン ジェスク)がホールインワンも決め、上がり3ホールを3連続ボギーとしながらも首位を守り抜き、ツアー6勝目。97年のカトキチ以来3年ぶりの優勝をかざった。福嶋晃子も終盤追い込んだが1打及ばず。首位でスタートしたディフェンディングチャンピオン中野晶はインに入ってから音をたてて崩れ、11番で致命的なダブルパー、15番をボギー、そして17番はダブルボギーのトータル79。 元載淑は激しいラウンドだった。5バーディ、7ボギー、そしてホールインワン。終わってみれば福嶋晃子に1打の差で切り抜けていた。「何か嬉しいですけど、まだ何がなんだかわからない感...
2000/07/29国内女子

中野、元載淑、福嶋の3人勝負に

初日の首位中野晶、同じく2位だった福嶋晃子に加えて元載淑も上がって来た。70プレーでトータル5アンダー。中野、元、福嶋の3人がトップ集団を形作り、順当なら明日はこの3人の勝負となる。 中野晶は10番11番をバーディとして一時は7アンダーまで伸びた。しかし15番パー3を3パットのボギー。下位に大きな差をつけることができなかった。 「3つくらい伸ばしたかったけど。全体にショットがイマイチ。パッティングもショートが多い。ラインに迷っているわけではないんですが、こうして打とうと集中しきれていない。とりえあず30センチ、50センチカップを通り過ぎさせないと・・明日は強気で打つつもりです」 福嶋晃子...
2000/07/28国内女子

中野、福嶋の強力コンビが上位に

初日は雷のため、一時中断もあったが、無事全員がホールアウトした。歴代の勝者が上位に名を連ねている。トップにはディフェンディングチャンピオンの中野 晶。67をマークして単独リーダーとなった。4アンダー2位には那須小川で勝ち星をあげてアメリカに旅立った福嶋晃子。一昨年のチャンピオンだが、久しぶりの国内参戦。3位には城戸富貴・元載淑。日本女子オープンで初のメジャータイトルを獲得した肥後かおりは2アンダー5位につけている。 6バーディ、1ボギーの中野晶は67を出したものの、自分では納得できないでいる。「パターは合っているというわけではない。打ち切れていないけど、入ってくれたという感じ。ショットも悪いで...
2000/07/23国内女子

混戦抜け出して島袋美幸がV

大混戦を抜け出したのは島袋美幸だった。スコアを一つ伸ばしてのトータル9アンダー。同じ抜け出し組の山田かよに追いついてプレーオフにもつれこんだが、こういう展開になるとやはりベテランの味で島袋のV。1ホール目で決着をつけた。島袋はこれでツアー3勝目。93年のリゾートトラスト以来、7年ぶりの勝利となった。 安井純子とプロ入りも同期で仲がいい。去年はその安井とプレーオフ死闘を演じた末に敗退。今年は先週の東洋水産でまたまたその安井が勝利をあげた。こうなると私だって、と思わないはずがない。だから勝てるというわけでもあるまいが、符丁を併せたような仲良コンビの連続優勝となった。 最終日の島袋美幸は出だしから...
2000/07/22国内女子

首位に5人。新旧の大激戦

地球の裏側スコットランドでもそうだが、ここ御殿場での女子ツアーも激しい展開になってきた。初日の首位 高村亜紀、山田かよはどちらも4バーディ、1ボギーのプレーで8アンダー。しかしベテラン大城あかね、島袋美幸、賞金女王路線を走る若手 不動裕理。こちらもバーディを取りまくってやはり8アンダー。首位タイに5人が並んでしまった。 もちろん明日の優勝争いの権利をもっているのはこの5人だけではなく、7アンダー、6アンダーまで入れるとなんと9人。実際には14位タイグループあたりまでは十分可能性がありそうだ。派手な試合になってしまった。 進行が遅かった。背中痛みに不安をかかえている高村亜紀は「詰まっていて集中...
2000/07/21国内女子

高村亜紀・山田かよが飛び出した

外国からの選手が多数参加する住友VISA太平洋クラブレディース。今年はダイジェストカレンダーモデルでもお馴染みのV.ゲッツも出場している。初日に67をマークして首位発進したのは、高村亜紀と山田かよだ。続く4アンダー3位には木村敏美、城戸富貴ら6人。不動裕理は3アンダー9位といい位置につけている。 7バーディ、2ボギーとした高村亜紀はアウトからのスタート。出だしをバーディとしたが、6番ホールまではバーディと交互でボギーに付きまとわれた。が、8番の後はボギーなし。先週、先々週を肩や腰などの痛みが取れず連続で棄権たが、今日はそれほど暑くもなく体力的には楽に回れたようだ。 月曜日に整体に行った。「『冷...
2000/07/16国内女子

それでも4打差。安井純子余裕のV

スタート時点で10打差。楽で楽で仕方ないように傍からは見えるが、おそらく安井純子当人は決してラクではなかったらしい。終わってみれば4打差。4打差もある、というべきか、4打しかなくなったというべきか。 「スコア以上に疲れました・・」というのが優勝のコメントだった。「(バーディ、ボギー、バーディときて)5番でダボ。昨日までみたいなラウンドはないなと思ったけど、でもイーブンでも回りたいは思ってました。10ストロークもあったんで、優勝そのものよりスコアの方が気になって・・」 結局2バーディ、2ボギー、1ダボ。「ダラダラしたスコアを出してしまった。優勝は嬉しいけど、反省材料です」 8番ホール時点で雨のた...