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プレーオフ制して安井純子 今季2勝

首位でスタートのと安井純子がボギー先行で伸び悩み、4アンダーまで後退。「女子オープン2位の惨めさを晴らしたい」と5アンダーまで伸ばした那須美根子は、しかし17番ボギーで沈没。二人のプレーオフはベテラン安井の掌中に帰した。安井純子は7月の東洋水産に続く今季2勝目。

「最終日はビシッとしよう!」と安井純子は考えていたという。「リズムが思った通りにならない。弾道も低くなったり、高くなったり。後半になってからは自分のリズムだけ考えてプレーしてたんですけど」

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アウトは1バーディ、3ボギー。インに入ってからはボギーも止まったが、バーディも出なくなった。結局は1打上をいっていた那須美根子が一人芝居を演じて17番で転落するのを待ち構える形になった。「プレーオフになってからは、自分が勝つもんだと思ってました。気持ちだけは決して負けないように。プレーオフは半分以上は“気持ち”です。ファイト燃やして頑張れ、と先生(島田幸作)にも言われてました」

「気持ちは30代」という。闘志はふんだんにある。「現在14勝。2000年にもう一度勝って、区切りのいい15勝にしたいですね」

那須美根子はバーディ4つ。ボギーも4つ。一人で登って一人で降りてしまった。「今回ばかりはフツフツと燃える気持ちで狙っていたんですけど。けっこう真面目にやったんです。でもピンをデッドに狙う悪いクセが出てしまった。マネジメントというかキャリアの差を感じました・・・。情けないです。勝つには何かが足りない。あと一つ・・・それは練習かも知れないですね」
この那須という選手、修行時代の葛城では肥後かおりに鍛えられた「妹弟子」でもあり、最近では肥後に追いつけ追い越せの勢いを示している成長株。日本女子オープンでまたも姉弟子に破れ、そして今週は安井に破れ、いっそうたくましく育っていきそうだ。ソフトボールで鍛えた、ちょっとユニークな性格のプロ5年目、28歳。注目!

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2000年 新キャタピラー三菱レディース



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