圧巻のキャリアベストスコア！スピースがメジャー3連勝へ弾みをつける「61」をマークした（Jon Durr／Getty Images）

◇米国男子◇ジョンディアクラシック 3日目◇TPCディアラン（イリノイ州）◇7268yd（パー71）

初日101位から2日目の「64」で巻き返したジョーダン・スピースが、再び周囲を熱狂させた。7アンダーの16位から出ると、2イーグル、6バーディの「61」をマーク。メジャー3連勝のかかる次週「全英オープン」を前に、ツアーでの自己ベストスコアを叩き出し、通算17アンダーの単独首位に躍り出た。

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豪雨により午前中の2度の中断を経てスタートしたスピースは、前半2番（パー5）で残り258ydの第2打をピンそば60cmにつけてイーグルを奪った。ソフトになったグリーンを果敢に攻め続け、17番（パー5）では残り100yd強の第3打をカップに沈めて2つ目のイーグル。最終18番で5mを沈めてバーディで締めくくり、2013年「ドイツバンク選手権」最終ラウンド、15年「RBCヘリテージ」第2ラウンドで記録したこれまでのキャリア最少「62」を更新した。

2打差の2位につけるのは前週「ザ・グリーンブライアークラシック」で待望の初優勝を飾ったダニー・リー（ニュージーランド）。ツアー初勝利からの2連勝となれば、1997年のデビッド・デュバル以来の事例となる。

通算14アンダーの3位タイにショーン・ステファニとジョンソン・ワグナー、単独首位で決勝ラウンドに進んだジャスティン・トーマスが一歩後退して並んだ。

5アンダーの42位から出た石川遼は3バーディ、4ボギー、1ダブルボギー、1トリプルボギーの「77」と大崩れ。決勝ラウンドに進んだ73人のうち、69位タイに後退した。