~プロのこだわり5箇条~ <第8回>久保谷健一
2003年 クライスラークラシックofツーソン
期間:02/27〜03/02 場所:オムニツーソンナショナルゴルフリゾート&スパ(アリゾナ州)
F.リックライターが16アンダー首位キープ。2位以下は混戦に!
アリゾナ州のオムニツーソンアショナルゴルフリゾート&スパで開催されている、米国男子ツアー第8戦「クライスラークラシック of ツーソン」は3日目の決勝ラウンドに入った。前日14アンダーの単独首位に浮上したフランク・リックライターが、スコアを2つ伸ばし通算16アンダーで首位をキープしている。
4打差の2位にはチャド・キャンベル、スティーブ・フレッシュ、ブレンダン・パパスの3人。さらに1打差にはアーロン・バデリーなど3人が並び、その1打差には7人が並ぶ混戦状態になってきた。頭1つ抜け出したリックライターが逃げ切るのだろうか。
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今週はWGCのマッチプレーが行われているため、世界ランキング上位の選手が出場していない。したがって、多くの選手に優勝のチャンスがある。 現在首位のリックライターは、2001年のケンパーオープン以来2度目のツアー優勝を狙う。
しかし、このコースは爆発的なスコアもでるのでまだ、何が起こるかわからない。2日のリックライターと同じように、この日もキャンベルが9ストローク伸ばしてきた。8ストローク伸ばした選手は3人もいるのだ。前半に伸ばして勢いに乗れた選手が一気に抜け出す可能性もある。
今週の日本勢は、田中秀道と久保谷健一が辛うじて予選を通過したが、貞方章男は残念ながら予選落ち。今週までの結果で次週以降の試合出場の優先順位が見直されることになっている。Qスクールを5位で通過し、これまで最優先で出場できた貞方だが、今後は条件が少し苦しくなる。
そういう意味もあり、今週は少しでも上位に食い込みたいのだ。初日8位と好スタートをきった久保谷は2日目で一気に予選通過最下位に急降下。そしてこの日は、1ストローク伸ばしたが順位は71のまま。
逆に初日3オーバーと出遅れた田中秀道は、イーブンパーからスタートし、5アンダー45位まで浮上してきた。しり上がりの田中には最終日にどこまで伸ばせるか注目が集まる。