世界一をうかがう若手のホープ、M.カイマーの最新スイング
2011年 WGC アクセンチュアマッチプレー選手権
期間:02/23〜02/27 場所:リッツカールトンGC(アリゾナ州)
若手も消え、M.カイマーが上位者の意地見せる
アリゾナ州マラナにあるザ・リッツ・カールトンGCで開催されている、 2011年WGC(世界ゴルフ選手権)の第1戦「WGCアクセンチュアマッチプレー選手権」の3日目。快晴に恵まれ風も穏やかな状況で、3回戦8試合が行われた。
ワールドランキング2位のマーティン・カイマー(ドイツ)は、ハンター・メイハンと対戦。メイハンがスタートから2ホール連取するが、カイマーも踏ん張る。15番までオールスクエアで一進一退を繰り広げ、16番、17番を連続で奪ったカイマーが、2アンド1での勝利を掴んだ。
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今大会ワールドランキング上位者が次々に破れる中、同2位のカイマーが粘りのゴルフで、自身初のベスト8進出を決めた。歴代メジャー優勝者で残っているのは、カイマーと韓国のY.E.ヤンの2人だけとなった。敗れたメイハンは昨年のブリヂストンインビテーショナルに続くWGC2連覇を狙ったが惜しくも3回戦で姿を消すことになった。
前日、フィル・ミケルソンを6アンド5の大差で下したリッキー・ファウラーは、マット・クーチャーと対戦。2番、3番とクーチャーが連取すれば、6番、8番をファウラーが奪い前半を終えた。後半に入ると10番から3連続でクーチャーが奪い、14番、16番でファウラーも取り返すが、17番でファウラーはボギー。2アンド1でクーチャーが勝利。
今大会10代の選手が3人出場し、唯一3回戦まで勝ち上がったマッテオ・マナッセロ(イタリア)は、ルーク・ドナルド(イングランド)と対戦し、10番を終えて5ダウンと苦しい戦い。その後、13番パー5でチップインバーディ、15番も奪い3ダウンまで持ち返すが、16番のドーミーホールを引き分け、3アンド2で敗退した。
その他では、1回戦で池田勇太に勝ったミゲル・アンヘル・ヒメネス(スペイン)は、ベン・クレーンと対戦し、スタートから4ホール連取の快進撃。その後も9番から3連続で奪い一方的な試合展開となる。そして12番パー3のドーミーホールで、互いにバーディを奪い、ヒメネスが7アンド6。今大会最短ホール数での勝利を決めている。