佐渡充高が簡単解説!初めてのPGAツアー【第五十一回】
2004年 WGC NECインビテーショナル
期間:08/19〜08/22 場所:ファイヤーストーンCC(オハイオ州)
タイガー暫定3位発進!ビジェイは出遅れ 丸山は暫定6位
WGC(世界ゴルフ選手権)「NECインビテーショナル」が、オハイオ州のファイヤーストーンカントリークラブで開幕した。大会初日は悪天候のため試合進行が遅れてしまい、16人しかホールアウトできず、日没サスペンデッドとなった。
現在、世界ランキングトップ3のタイガー・ウッズ(米国)、ビジェイ・シン(フィジー)、アーニー・エルス(南アフリカ)のポイントが肉迫しており、この大会の結果で順位が変わる可能性が高いため注目が集まっている。
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最近の不調から、ビジェイに0.1ポイント差まで迫られたタイガーだが、初日から好スタートを見せてくれた。出だしの1番こそボギーを叩いたが、続く2番から4番まで3連続バーディを奪うなど、前半で2つスコアを伸ばして折り返す。後半に入ると12、13、15番と立て続けにバーディを奪って一時は首位に立っていたが、16、17番で連続ボギーを叩き後退。結局初日は、18番ホールを残して3アンダーの3位タイにつけた。
対するビジェイは、出入りの激しいゴルフを展開。インコースからスタートし、前半1バーディ2ボギーで折り返した。後半に入ってもスコアを伸ばせず我慢のゴルフを強いられていたビジェイは、最終9番ホールで痛恨のダブルボギー。この日は3オーバーの暫定61位タイと大きく出遅れてしまった。
また、タイガーと0.55ポイント差、世界ランキング3位のエルスは、11番ホールを終えて1アンダーの13位タイからの順調なスタートを見せている。
一方、初日暫定首位に立ったのは、今季米ツアーで1勝を挙げているスチュワート・シンク。インコースからスタートのシンクは、10ホール目までを消化して5バーディノーボギーと最高のスタートを切っている。また暫定2位には、先々週「ジ・インターナショナル」で優勝したロッド・パンプリング。12番までを回り、5バーディ1ボギーの4アンダーをマークした。
そのほか日本人で唯一出場の丸山茂樹が好発進。前半は1、5、9番と確実にバーディを奪ったが、10番でボギーを叩き一歩後退。だが、その後はパープレーでまとめ、16番までを消化して2アンダーの暫定6位タイにつけている。